ベルベデーレ宮(オーストリア国立絵画館

 
     ベルベデーレ宮    
1683年西欧世界を制覇しようとして、オスマ
ントルコの20万の大軍が、ウイーンに押し寄せ
たとき、オーストリア皇帝はウイーンからパッサ
ウ(現ドイツ領)に避難していた。
そこに現れたのがフランス宮廷の冷遇に絶望し、
皇帝軍に仕官しようとするサヴォイア公子オイ
ゲン(ルイ14世の隠し子?)。後々オイゲン公
は皇帝軍の総司令官になり、トルコ軍をハンガリ
ー、バルカン半島から追い出すことになる。

下宮やウイーン市街の眺望
3代の皇帝に仕え、ハブスブルク帝国の大黒柱だ
ったオイゲンのお屋敷がこのベルベデーレ宮。
上宮は現在クリムトやココシュカ,エゴン・シー
レなどを展示する国立オーストリア絵画館、下宮
はバロック美術館になっている。
 またオイゲン公は新王宮前の広場に巨大な騎馬
像があったり、ドイツへ向かう国際特急の名前に
もなっています。それ程オーストリアでは第一等
の国民的英雄なのでしょう。

噴水
私は、十数年前シェーンブルン宮殿の内部見学の
際、日本人だというだけで、一般の見学料より高
い入場料を取られた恨みもあって、ベルベデー
レ宮の方がずっと好きです。 現在絵画館になっ
ているオーベレスベルベデーレ(上宮)が完成し
たのは1724年頃。
クリムトの絵はミュンヘンにも良いのが2点有り
ますが、秀作10数点が、第2次大戦の最中、疎
開先のインメンドルフ城で焼失したとのこと、
しかも焼失した作品のカラー写真も数点しか残っ
ていないという。実に惜しいことです。
階段の彫像


上宮の門扉

クロイチェンシュタイン城へ