突入せよ!あさま山荘事件     監督:原田眞人 出演:役所広司、伊武雅刀、宇崎竜童 

『事件は山荘で起きてるんだ!』
 1972年に軽井沢の別荘地で起きた「あさ   かるように内容は全て警察官側から描かれて   最初嫌々ながら、もしくは軽い気持ちで現場へ

 ま山荘事件」を題材にした映画である。原作   いる。この映画は事件の起こった時代背景を   入った彼の心情が突入の日が近付くにつれ高ま
   
 は当時実際に警視庁の監察官として現場を指   説明するでもなく、連合赤軍の行動、心理を   って行くのがよく描かれている。そしてその高

 揮した佐々淳行著「連合赤軍『あさま山荘事   掘り下げるでもなく、ただ10日間警察が何   まりを支えているのが連合赤軍への怒りではな

 件』」。これは事件が事件だしかなり固い重   をしていたか?ようするに暴露話みたいなも   く、警察官同士の連帯感だというところがリア

 い映画かと思いきや、何と中身は「踊る大捜   のである。では実際何をしていたのかと言う   ルに思える。見ていると拳銃を発砲しまくる連

 査線」だっだ。                と、どうやらいがみ合っていたらしい。地元   合赤軍よりも、陶酔し我を忘れ集団心理におち

 まずは「あさま山荘事件」についてだが、1   警察の長野県警と警視庁がだ。これはまさに   いっている人達の方が恐いと感じてしまう。

 972年の2月19日、爆弾テロで有名な連   まんま「踊る大捜査線」である。違いがある   この映画は試写会で見たのだが、会場の音響設

 合赤軍が軽井沢にあらわれ機動隊と銃撃戦の   とすれば地元警察が少し押してるところぐら   備が悪いのか台詞の3割りぐらいがうまく聞き

 後、保養所「あさま山荘」に立てこもる。連   いだろう。しかもこのいがみ合いがコミカル   取れなかったのが非常に悔やまれる。まわりに

 合赤軍は管理人の妻を人質にとり発砲をくり   に描かれているのだから驚く。もちろん映画   合わせて笑う私も恐らくかなり怖かったに違い

 返すが10日目の28日の午前10時警察本   館には笑いがたえないから、ちょっと襟を正   ない@
 
 部は強行突入を行い、負傷者27名、殉職者   して見始めた人には拍子抜けだったようだ。       

 2名、民間犠牲者1名を出し事件は終局する。  中心に描かれる人物はもちろん原作者でもあ   

 原作者が当時の現場指揮官という事からも分   る監察官の佐々淳行(役所広司)なのだが、