バレット・バレー     監督:塚本晋也 主演:塚本晋也 真野きりな 
戦う、バイオレンス・ノリダー
一言でいえばセンスのかたまり。もちろ   るだけで絵になるんですねェ。けして、   ば楽しめるのでしょうが、そのライン

んすべてとは言いませんが、カメラワー   かわいいタイプではないのですが...   を越えた途端、今までゲームだった暴
   
ク、照明、音楽はため息がでます。望遠   映像がモノクロということもあって、照   力が本当の意味を持ち恐怖となります。

レンズによる振れやボケなどを意識的に   明がいきてます。水を使い影に動きをつ   最後のシーンの涙の持つ意味は分かり

使い、その画像にノイズをあわせてある   けるところなんて、やられた感じです。   たくもないけどぐっときます。生きて

のですが、絶妙ですね。どちらか片方だ   ストーリー的なことはあまり意味をもた   いる事が当り前と思える今、死を目の

けではうるさいだけなのに。塚本晋也監   ないようなのでふれませんが、感じられ   当りにしてしか感じることの出来ない

督の映画はフィルムでは「東京フィスト」  るのは死に近づけば近づくほど、生を実   生もあるのでしょう。脚本が今一つの

しかみたことありませんが、映像的に今   感できるってことでしょうか。この映画   ような気がしますが、全体のトーンが

回はあまり奇をてらった所も無く純粋に   に出てくる大抵の人は、他人を追い詰め   統一されていてバランスが良く見やす

良さがでてたと思います。女の子がまた   る事により、自分も追い詰められてる事   いですね。気になることと言えば、塚

良いです。演技なんてひどいものですが、  に気づかない人々です。ボーダーライン   本晋也がどうしても仮面ノリダーに見

(それでセリフが少ないのか?)立って   (この場合『死』ですが)を越えなけれ   えるのですが..気のせいですか?@