墨攻


「Roadster in cinema」



2007年2月2日金曜日

墨攻」中村300エコ
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酒見賢一著の同名中国歴史小説の映画化
「墨攻」(ぼっこう)は森秀樹により漫画化もされており
映画は日中韓合作となっている。
題名は守り通すという意味の「墨守」から作者が作った造語とか。
さてストーリー
時は紀元前370年の中国、趙(ちょう)と燕(えん)の間にある梁(りょう)城は
燕に攻め入る趙軍の矢面に立たされていた。
趙軍10万に対し梁城には全住民わずか4千人
頼みの墨家の救援部隊も到底間に合いそうになく梁王は降伏を決断する。
と、そこへ一人の男があらわれる
墨家の革離(かくり)ことアンディ・ラウだ。
彼は「一ヶ月持ちこたえれば趙軍は撤退する」と宣言し住民の期待を集め
数々のトラップを仕掛け戦う準備を始める。
果たして10万の大軍にたった一人で城と民を守ることはできるのだろうか....
最初は期待どうりの展開
少数が劣勢を跳ね返す爽快感がメインなのだが
次第にテーマは戦う事の矛盾にシフトして行く。
城を守るため戦っていた民にも正義はあり
殺された兵士にも正義はある。
戦いによって得られるものは
また戦いによって奪われ
そこに終わりはないのかもしれない。
翻訳の問題なのか
後半はこのあたりの禅問答が少し回りくどいが
確かに平和と言うのは究極、
他者を排除するか自分が消えるかの
二つに一つなのだろう

来世は犬、猫、畜生になりたいと思ってる方にお勧めか


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