BROTHER   
監督:北野武 出演:北野武、真木蔵人
「死の美学」
今回の作品の特徴は、やっぱり日英合作、  クザがアメリカで暴れるというもの。面   理、人情」の世界にあり「死の美学」

ハリウッド撮影システム導入、となるで   白いのは、ヤクザとアメリカ人との交流   として描かれています。決して死が軽
   
しょうか。いわゆる「メジャー」とか、   で、最初は違和感があったものの徐々に   視されてるわけではなく、ただ今の時

「商業映画」とか、そんな枠に入れられ   仲間意識が芽生えてきます。人と人との   代にそぐわないだけなのでしょう。

た感じです。観る方にとっては、予算が   間に何かしら繋がりできるとすれば、そ   その表れなのか私達は他人のために、

いくらとかプロデューサーが何人いるだ   こには人種や肌の色などは何の意味もも   自らの命をかけるストーリーにいたく

とか、そんなことは関係なのですが、も   たず、個々の精神にかかってると言える   感動させられます。北野武扮する山本

しそれが映像に表れているとしたら問題   のでしょう。この映画ではたくさんの人   が死をもって残したメッセージ。その

です。「BROTHER」はとても分か   が死にますが、その「死」にも種類があ   メッセージを受け取るのが、日本人で

りやすい映画です。そうまるで外国の方   り逃げて殺されるのと自ら誰かのために   はないところに、また新たな感動があ

に「義理」、「人情」の世界を分かりや   死ぬのとでは雲泥の差があります。ちょ   ります。どこかに「命をかける」そん

すく説明する教則本のよう。映画の内容   っと前の日本では「切腹」というものが   なシチュエーションを望んでいる自分

もまさにそのままで、日本を追われたヤ   ありました。その名残りがヤクザの「義   がいるのでしょうかねェ.....@