シカゴ  監督:ロブ・マーシャル 出演:レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア

これぞ憧れの絵、アメリカ
 アカデミー賞で最優秀作品賞を始め最優秀助   のダイナミックな踊りとダイナマイトを少々   ていったりそこに現実味を求めるものではなさ

 演女優賞など最多6部門を受賞した作品であ   通り過ぎたボディーでオープニングを飾る。   そうだ。舞台であるミュージカルをそのまま映
   
 る。1920年代のシカゴを舞台に繰り広げ   見終わった後の印象は彼女が一番強く、間違   画でも楽しもうというスタイルがあり、その点

 られるこの物語、実はもともとは1975年   いなく今後彼女にとってこの作品は代表作と   同じミュージカルでもいかに登場人物が自然に

 に初演されたミュージカルらしく1996年   呼ばれそうである。「人生はショービジネス」  歌い出すかにかけていた「ダンサー・イン・ザ

 にはリバイバルされ舞台でも数々の賞を受賞   がモットーの敏腕悪徳弁護士ビリー・フリン   ・ダーク」とは対極にあると言えるだろう。正

 している。そして今回待望の映画化、つまり   を演じるのはリチャード・ギア。ミュージカ   直これなら元となった舞台の方が数倍面白そう

 そのこれはミュージカル映画だと言う事であ   ルだけに彼にも歌とダンスのシーンがあるの   なのだが映画でしか実現しない豪華なキャスト

 る。主役、スキャンダルを利用しスターダム   だがあんなにも一生懸命なリチャード・ギア   はやはり見どころと言える。このミュージカル

 にのし上がろうとするロキシー・ハートを演   を見るのは初めてのような気がする。演技は   というジャンルだけは日本では到底追いつけそ

 じるのがレニー・ゼルウィガー。彼女を見る   舞台を意識しているのかちょっとくどいが、   うにない世界で観ているとガラスケース越しに

 とどうしても「ブリジット・ジョーンズの日   トランクス姿は必見と書いておこう。その他   トランペットを眺めている黒人少年の気分にな

 記」を思い出し素直にかわいいと思えなくな   ロキシーに振り回される夫をジョン・C・ラ   ってくる。でも意外と外側の方が居心地が良か
 
 るからイメージとは恐ろしい。そのロキシー   イリーが好演している。            ったりするから一生スポットには当れそうにな

 にスターの座を奪われるのがキャサリン・ゼ   この映画はミュージカルと言うだけあってあ   い@

 タ=ジョーンズ演じるヴェルマ・ケリー。そ   くまでメインは歌と踊り。ストーリーを追っ