ショコラ   
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ
美味しいだけの映画
監督は『サイダーハウス・ルール』のラ   いやはやなんとも捕らえ所のない映画で   分からないでもないが、あまりに表現

ッセ・ハルストレム。同名小説の映画化   ある。感動作というわけではないし、ラ   が短絡的すぎるような気がする。食事
   
である。キャストはジュリエット・ビノ   ブストーリーというわけでもない。しい   シーンでのアップの多用も少々ひいて

シュにジョニー・デップ、『ポネット』   て言えば美味しそうな映画だろうか。映   しまった。そんな中、唯一の救いはジョ

のヴィクトワール・ティヴィソル、『マ   画全体に出てくるチョコレート。これが   ニー・デップ。出番は少ないながらも、

トリックス』のキャリー=アン・モス、   美味しく見えるか見えないかで、評価は   ギターを弾くシーンは「かっこよい」

などなど、かなり豪華キャストと言える。  かなり違ってくるだろう。それにしても   の一言である。それに対して久しぶり

ストーリーはフランスの小さな村にヴィ   もったいない映画だ。これだけのキャス   に見たジュリエット・ビノシュはソフ

アンヌ(ジュリエット・ビノシュ)が娘   トをそろえながら、なぜにチョコレート   トフォーカスに包まれ、時間の流れを

を連れてやってくる所から始まる。古い   に終始するのだろう。広告ポスターでは   感じざるを得なかった。全体を流れる

伝統が根強く残るこの村は彼女に違和感   大きく写っているジョニー・デップも、   雰囲気はまさにおとぎ話。そう思えば

をおぼえるのだが次第に彼女の作るチョ   ほとんどちょい役なのが残念だ。食べ物   細かい事を考えずに大人しく観れるの

コレートとの虜になり心を許して行く。   や作った人の心遣いが人の心を癒す事は   だろう....@