偶然にも最悪な少年  監督:グ・スーヨン 出演:市原隼人、中島美嘉、池内博之

大滝秀治ムービー
 在日韓国人の少年が主人公のロードムービー   公開前から過激と言う事で話題だったらしい   にある本能の様なものが少しでもあらわれてい

 である。原作は監督でもあるグ・スーヨンの   が内容の方は暴力、ドラッグ、自殺、近親相   れば共鳴し何かしら感じるものだろう。シチュ
   
 同名小説。彼自身、在日韓国人二世でもある。  姦といった具合で確かに過激だが映像自体は   エーションは過激なのだが人の過激さが描かれ
 
 グ・スーヨンはCM、MTVをたくさん手掛   至って普通で目新しい感じはしなかった。ス   ていないのが残念である。在日韓国人を扱った
 
 けてきた人で映画はこれが初監督。       トーリーは主人公で在日韓国人のヒデノリが   映画というと「GO」があるが今作はそれほど

 監督の人脈なのかキャストが豪華で、まず車   自殺してしまった姉の死体を車に載せ友人を   ウエートは感じられなかった。それよりも映像

 に乗り旅を続ける四人組に「リリイ・シュシュ  巻き込みながら祖国韓国を目指すというもの。  の方にアジア独特の発色の良さがあらわれてお

 のすべて」で主役デビューの市原隼人、歌手   ロードムービーなので移動しながら数々のエ   り絵的にきれいなシーンが多い。

 の中島美嘉、ドラマ「ビューティフルライフ」  ピソードが起こるのだが残念ながらその一つ   役者陣では文句なく大滝秀治がずば抜けていて

 が頭から離れない池内博之、同じくドラマ「   一つの意味が薄く映画全体がつながらないた   もうナチュラル過ぎて演技なんだか何なんだか

 オヤジぃ。」のガングロ女子高生役がつきま   めテンポが悪くなっているようだ。盗みをし   よく分からないレベル。しかし彼のシーンで会

 とう矢沢心。その他、ほとんどがワンシーン   走って逃げるシーンなどちょっと前の「トレ   会場が湧いたのも事実。間違い無くこの映画一

 なのだが風吹ジュン、袴田吉彦、津川雅彦、   インスポッティング」を思い出すのだが躍動   番の見どころだろう。
 
 余貴美子、柄本明、永瀬正敏、ともさかりえ、  感やスピード感はなく見ててわくわくしない。  日本映画のタブーに挑戦したとも言える映画。

 大滝秀治、高橋克典などなどちょっと邪魔な   過激な内容であればあるほど観客は感情移入   意気込みだけでも買うべきだろうか@

 ぐらい見た事ある顔がそろっている。      しにくいものだが、その罪を犯す人間の根底