ハリー・ポッターと秘密の部屋     監督:クリス・コロンバス 出演:ダニエル・ラドクリフ、リチャード・ハリス 

イギリス版『みんななかよし』
 ハリポタシリーズニ作目である。監督、キャ   の経験があるためにインパクトが薄いのだ。   ためてハリポタは今や子供を中心に動くムーブ

 ストとも前作と同じ顔ぶれで原作に忠実にと   そこで今作の副題に人種差別がある。ハリー   メントなのだと再認識してしまった。現実の世
   
 いう基本姿勢は変わらないようだ。ただ今作   ・ポッタ−のライバル、ドラコ・マルフォイ   界ではいじめられっぱなしで良いとこないハリ

 も時間の関係上か原作とは多少違うところも   とその父がその先頭に立つわけだが彼等は魔   ー。しかし一度魔法使いの世界へ行けば誰もが

 あるようで原作マニアな方々の反応は微妙。   法使いは純血でなければならないと主張し普   その名を知るヒーロー。「僕はこんなもんじゃ

 さて私は原作を読んでいないのでその辺は何   通の人間との混血出身者を忌み嫌い学校から   い、生まれた世界、場所が違うんだ」誰も夢見

 の疑問もないのだが第1作「賢者の石」とは   排除しようと企む。まぁ、その企みはちゃん   る空想の世界、ファンタジーだ。しかしそんな

 少々趣向が変わったように感じた。「賢者の   と失敗するのだが、この辺はまさに現代社会   ファンタジーの世界であるハリポタには悪い人

 石」では普通の生活で虐げられていたハリ−   における人種差別を示唆したものだろう。た   がいて差別をしヒーローの足をどうにかして引

 ・ポッタ−が突然自分は偉大な魔法使いの末   だなぜに今ハリポタで人種差別を扱うのだろ   っぱろうとする。でもハリ−は負けない。良い

 裔だった事を知り魔法使い学校で様々な体験   う。私はもうこう見えていい大人ですよと周   行いは必ずや報われ最後に正義は勝つのだ!っ

 をするというものだった。もちろん映画を見   りを見回すと子供だらけだった。そうハリポ   てこれはほんとにファンタジーだろうか。場所

 ている観客も主人公ハリ−・ポッタ−に感情   タは基本的に子供向けのようだ。これは1作   を変えただけで仕組みはまんま現実の社会と変 
 
 移入しハリ−と一緒にその魔法の世界に驚く   目ではあまり感じなかった事なのだが今回は   わらない気がする。子供に道徳を説くのは果た

 わけだが今回はその手が使えない。多少は新   上映に関しても吹き替えの方が多いぐらいで   して映画なのか?映画だけは現実を超えたファ

 しい仕組み仕掛けに驚くもののすでに前作で   吹き替えの会場は子供であふれていた。あら   タジーであってほしいとは汚れた大人の意見?@