K-19     監督:キャスリン・ビグロー 出演:ハリソン・フォード、リ−アム・ニ−ソン 

世界を救う一歩の踏出し方
 K−19とは1960年代に実在したソ連の   として名が通っていた。それでも祖国のため   ける。それは放射能という物が目に見えないた

 原子力潜水艦の名前である。そしてこの映画   頑として使命をまっとうするボストリコスは   めである。それに放射能漏れが重大な事件だと
   
 はそのK−19の処女航海で実際に起きたト   経験豊かで乗組員からの信頼もあつい元艦長   分かってはいるものの実体験には結びつかず、

 ラブルを元に作られた映画らしい。       ミハイル・ボレーニン(リ−アム・ニ−ソン)  豪華客船がまっ二つになり甲板を滑り落ちる方

 主演はハリソン・フォード、K−19の新艦   を副艦長にしたがえどっから見ても前途多難   が痛いなと思ってしまう普通の現実感。これは

 長アレクセイ・ボストリコスを演じる。名前   な処女航海へと出発する。そして案の定、ト   仕方がないのかもしれない。

 からもストーリーからも分かるようにロシア   ラブルにより放射能だだ漏れ...限られた   原潜を作る事自体が土台まずい事なのだが気が

 人の役なのだがなぜかハリソン・フォード。   時間と人員の中で最善の方法とは?使命と人   つけば目の前に原潜があり、それに乗らなけれ

 しかも映画全編台詞は英語である。もちろん   命、人として優先すべきものとは...     ならない。かと思うとトラブルによりちゃくちゃ

 英語だろうがロシア語だろうがどちらにして   基本的には事実を元にしたパニックムービー   くと漏れる放射能がまた目の前に。これが当時

 も私には分からないのでかまわないのだが、   と言える。そしてこの人災で起きた悲劇で思   善かれと思い一生懸命国のために尽くした人々

 もし時代劇を外人さんが英語で演じたらと思   いだされるのが「タイタニック」である。ず   の置かれた状況である。そして彼等はごく普通

 うとやっぱり気が気ではない。         さんな計画が悲劇をさらに深めるところ。自   に、隣にいる乗組員のために自らを犠牲にして 
 
 物語りはK−19に新艦長ボストリコスが任   分を犠牲にし誰かを救う事への美徳。この辺   でもやるべき事を遂行する。世界を救うという

 命されるところから始まる。K−19は製造   はとてもよく似ている。ただ映像から感じる   大それた事も実際は隣の人に手を差し伸べる普

 の段階から事故が多発しとにかく不吉な原潜   パニック度となるとK−19は少々迫力に欠   通の行為から始まるのかもしれない@