風の外側


「Roadster in cinema」



2008年1月25日金曜日

風の外側」中村100エコ
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俳優の奥田瑛二監督の作品
山口県の下関を舞台に
在日コリアンとオペラ歌手を目指すお嬢様との恋物語り。
主演のお嬢様、安藤サクラは監督の愛娘らしく
本人も父親役、奥様も教師役で出演しており
ついでに長女も助監督というからなんともアットホーム。
ではストーリー
オペラ歌手を目指し高校の合唱部で練習に励む岩田真理子(安藤サクラ)
そんなある日、ひょんな事から大事な楽譜の入った鞄を海に落としてしまう。
と、そこへ当然のように海に飛び込み鞄を拾ってくれる青年が登場。
口数も少なく決して名乗らない彼
それでも成り行き上、
最近物騒だと嘆く真理子のボディーガードを引き受けてくれ
しだいに二人の間には親近感が生まれ始める。
しかし二人の運命は意外なところで交わる事となる....
ちょっと「セーラー服と機関銃」的な
暮らす世界の違う二人の恋愛ものかと思いきや
舞台の下関の文化ともいえる在日韓国がテーマの一つにあって
意外にシリアス。
ただそのシリアスな部分と理想を掲げた「夢」の部分とのギャップは大きく
少しのりにくいのも事実。
せめてシリアスとファンタジーの割合をどちらかに振ってあると見やすかったかも。
この作品では夢を持つ事の重要さ、尊さも描いてあるが
はたして自分は小さい頃、どんな夢を描いていたんだろう。
そう言えば小学生の頃タイムカプセルが流行り
十年後の自分に向けてメッセージをテープに録音した事があった。
十才の僕が残してたメッセージは確か
「今頃海外に居るんですよね?」

テープを聞く二十歳の僕はまだ本州にさえ未上陸だった


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