恋の門


「Roadster in cinema」



2004年10月25日月曜日

恋の門」中村300エコ
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羽生生純原作の同名漫画の映画化である。
監督は今作が初監督の劇団「大人計画」主宰、松尾スズキ。
主演は松田龍平に酒井若菜だが
とにかくカメオ出演が多くスクリーンから伝わる内輪盛り上がり感は高い。
さてストーリー
松田龍平演じる蒼木門は石で漫画を書く自称「漫画芸術家」
当然売れるはずもなくアルバイトで食い繋ぐ日々を送っていた。
そんなある日、昼間は普通のOL
でもひとたび家に帰ればコスプレーヤー
しかも同人誌の超売れっ子漫画家というマニアックな女性、証恋乃(酒井若菜)に出会う。
漫画という共通点により一気に惹かれ意気投合するも
それ以上に芸術とコスプレと同人誌が邪魔をしなかなか通じ合う事のできない二人。
そのもたもたごたごたにまぎれ
門のバイト先「漫画バー」のオーナー毬藻田(松尾スズキ)が乱入。
いつのまにか門は漫画と恋乃をかけ
少年チョップの新人賞で毬藻田と戦うはめになる。
はたして門は恋と漫画の両方を手に入れる事ができるのだろうか..
原作が漫画な事もあってか登場人物のキャラクターは単純明快
まさに絵に書いたようなおバカキャラで受け入れやすく見ていて楽ちん。
笑いどころの多くは
素人の門がコスプレや同人誌のディープな世界に触れ戸惑うギャップがメインで
その戸惑は観客ものでもあり素直に笑えてしまう。
ただその笑いは漫画で言うところの四コマ漫画のような予定された単発なものが多く
ワンシーンでは笑えるのだがこま切れで統一性が薄い。
それが114分、四コマ全30巻読破のように続くため
後半はさすがにダレてしまい
この漫画いつ終わるんだろうと心配にさえなってくる。
もう少し全体を引っ張るストーリーに物語性と面白味があれば
個々のエピソードやキャラクターももっと生きてきたに違いない。

そんな事より主題歌を歌う
サンボマスターのすてばちで必要なものまで削ぎ落としたビジュアルの潔さが印象的すぎ


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