ラストゲーム 最後の早慶戦


「Roadster in cinema」



2008年8月21日木曜日

ラストゲーム 最後の早慶戦」中村250エコ
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1943年10月16日に行われた早慶戦を元に作られた作品。
監督は「ハチ公物語」の神山征二監督
ではストーリー
1943年、第二次世界大戦のさなか戦況は日本劣勢。
その頃、日本ではアメリカから渡ってきた野球は敵性スポーツと見なされ
東京六大学野球リーグも中止
当然学生達にも徴兵の命が下る寸前という状況だった。
そんな中、適地に赴く彼らに最後の思い出をと
慶応義塾長・小泉信三(石坂浩二)と早稲田大学野球部顧問・飛田穂洲(柄本明)は
最後の早慶戦の実現を夢見るのだが....
実話を元にした作品でウィキペディアによると
試合の五日後には学生の出陣式が行われ早慶戦に出場したメンバーからも戦死者が出ている。
野球自体は終戦の年、1945年10月28日には早慶戦で復活しており
わずか二年の歳月がたくさんの悲劇を生んだ事が分かる。
テーマはやはり、うすうす感づいてる反戦ムードにあって
死ぬと分かってるのに戦場へ行かなければならない者達の真っ当な恐怖。
そしてその家族の行きどころのない無念さが描かれている。
この頃の日本には種の保存の精神が働いているのか
日本人のためなら個が犠牲になる事もいとわないという
昆虫にも通じる潔さが見える。
ただそれを利用し強制させることに酔う昆虫がいるのが恐い。

明日も、戦争ではなく会社に行ける事に感謝したくなる作品


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