Laundry     監督:森淳一 出演:窪塚洋介、小雪、内藤剛志 
『幸せの白いハト』
 油断すると感動してしまう映画である。主演   ある。見ていればその言動からもちょっと変   な人は誰しも人を信じ、人にやさしく接したい

 は今が旬の窪塚洋介、相手役はモデル出身の   だと分かるのだが、特に障害という言葉は使   と思っている。しかし心を開き許し、その先で
   
 小雪、その他知った顔と言えば内藤剛志ぐら   われていない。ここがこの映画のうまいとこ   裏切られるのが恐い。ところが人を裏切らない

 い。かなり低予算の小規模な映画と言えるだ   ろだろう。誰もがそうありたいと願う、持ち   テルに会い水絵は人を信じる事の貴さを知るの

 ろう。物語は窪塚洋介演じるテルという青年   続けていたいと願う純真無垢な心をテルは持   である。これは効きます。現在人間関係で凹ん

 を中心に進む。テルは幼い頃マンホールに落   っている。これを大の大人が素で演じる事は   でる人ほどぐっとくる事でしょう。

 ち頭に傷をうける。傷を背負いながらも人を   やはり難しいし、それでは見ている人に言葉   サニー、このふざけた名前が内藤剛志演じる男、

 信じる事を恐れないテルはコインランドリー   は届かないだろうと思う。そこで頭に傷なの   職業は鳩飛ばし屋である。この設定からも分か

 の管理人となり出会う人々に自信と勇気を与   である。ここが子供の心を持った大人を観客   るようにかなりふざけたシーンも多く、意外に

 え続ける。そんなある日コインランドリーに   認めるポイントだろう。和製フォレストガン   コメディー的要素もある。一番印象的であろう

 ひとりの女性があらわれる。テルはその女性   プと言えば分かりやすいだろうか。       エンディングシーン。私は思いっきり「幸せの

 に興味を持つが彼女はコインランドリーにワ   恋愛に傷つき現実逃避をする女性、水絵を演   黄色いハンカチ」を思い出してしまった。細か

 ンピースを残し突然いなくなってしまう。テ   じるのが小雪なのだが彼女がこの物語で一番   く言えばおかしなところもあるのだろうが、そ
 
 ルはワンピースを彼女に届ける事を決心し旅   テルを助け一番テルに癒される。見てる人は   れを帳消しにする意気込みが最後のシーンに絵   

 に出るのだが...。             だいたい彼女に感情移入しテルの真直ぐな心   に込められている。心の弱ってる方はどうぞ、

 映画の中でテルは頭に傷を持つという設定で   にメロメロになるのではないだろうか。みん   御気をつけて御覧下さい@