リトル・ダンサー   
監督:スティーヴン・ダルドリー 出演:ジェイミー・ベル、ゲアリー・ルイス
イギリス版『北の国から〜サクセス編〜』
カンヌのクロージング作品という中途半   わせる。しかしビリーは父親の期待を裏   て、この雰囲気何かに似てると思って

端なふれこみのこの作品。しかしなかな   切りバレエに興味をもってしまう。初め   いたら「北の国から」だった。純が富
   
かあなどれない。主人公ビリー役を演じ   は猛反対した父親もビリーの熱意とひた   良野を出て都会で成功するという絵を

たジェイミー・ベルは2000人のオー   むきさにうたれ、次第にビリーの夢を叶   想像してもらえれば良いと思う。

ディションから選ばれたシンデレラボー   えようと思いはじめる。まぁ言ってしま   ただ違うとすれば国民性なのかビリー

イ。13才の彼は6才の頃からダンスを   えばサクセスストーリーなのだが、辛く   の親友マイケル(北の国からで言えば

習っており、この役には打ってつけだっ   厳しい現実を生きる家族がビリーの夢の   正吉か)がゲイだということ。そんな

たようだ。その他の出演者をみて見るが   ために協力を惜しまない姿が心をうつだ   マイケルに対するビリーの対応もイギ

知った顔はいない。イギリスでは舞台な   ろう。作品全体を流れる雰囲気はとても   リスらしく面白い。マイケル役のステュ

どで活躍している有名な人達らしいのだ   コミカルでノスタルジックだ。炭坑の街   アート・ウェルズ、かなりの美少年な

が。物語りは炭坑の街が舞台となってい   はとにかく簡素で寒々しい。しかし学校   ので普通の方々も必見だろう。あの年

る。ストライキ中で失業中の父親は無理   へ通う子供達の制服姿は妙に現実的で、   頃の少年達を取巻く独特の雰囲気。微

をして息子ビリーをボクシング教室に通   街とのアンバランスさが面白い。見てい   妙な心のふれあいが微笑ましい・・@