ロスト・イン・トランスレーション


「Roadster in cinema」



2004年7月5日月曜日

ロスト・イン・トランスレーション」中村100エコ、H川30エコ
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フランシス・F・コッポラの愛娘ソフィア・コッポラの監督作品である。
ちなみにソフィア・コッポラはこの作品でアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞している。
主演は「中年の危機」を抱える男ビル・マーレイ、
そして透明感のある身持ちの固い少女スカーレット・ヨハンソン。
さて物語は東京が舞台
ハリウッドスターのボブ・ハリス(ビル・マーレイ)は本当は映画の仕事がしたいのに
嫌々割の良いCMの仕事を引き受け東京のホテルに滞在する日々。
一方、夫の仕事については来たものの仕事の忙しさからほったらかしにされ
独りホテルで居場所のないシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)。
偶然にも同じホテルに居合わせた二人は顔を合わせるうち次第に打ち解け
会話を交すようになる。
気にそぐわない仕事に家庭でのいざこざで言いしれない孤独を抱えるボブと
大学出たての結婚二年目、何をやっても上手く行かず未来の見えないシャーロット。
異国の地で味わう共通の孤独感もあり意気投合しカラオケやクラブで弾ける二人
しかしボブの帰国による終わりの時は確実に近付いていた。
二人はそれぞれの抱える孤独に折り合いをつけることが出来るのだろうか..
舞台が東京な事や人種差別云々と言われ何かと話題の作品のようである。
それにこの作品、本国ではコメディに分類されるようで
実際英語の分かる方には笑いの絶えない映画らしい。
問題視されるのはその笑いどころの「言葉や生活習慣の違いからくるギャップ」なのだが
描く視点があくまで嫌々来た東京にいる外国人側なため
確かに多少の誇張や御都合主義なところは否めない。
ただそれはあくまで異国に長期滞在する時に生まれる疎外感や孤独感を表現するためであり
悪意はないように思える。
ようはオリエンタルな異国情緒があれば場所はソウルでも上海でもよかったわけだ。
しかし残念な事に場所がたまたま東京であるため
僕達日本人には主人公が抱える孤独感よりも
滑稽に描かれた日本の違和感が先に立ってしまうのも確か。
劇中頻繁に出てくる日本語も本来は字幕なしで異国情緒に一役買うはずなのだが
当然意味が分かってしまい純粋に映画を楽しむ事が難しい。
そこにカメオ出演なのか藤原ヒロシやヒロミックスも出てたりして
知らない人達の修学旅行ビデオを見せられてるような
何だか知らないけどみんな楽しそうだなーなんて。

まぶしくてまぶしくて、ちょっと退屈


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