Michel Vaillant


「Roadster in cinema」



2003年12月19日金曜日

ミシェル・ヴァイヨン』中村300エコ、H川300エコ
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リュック・ベッソン製作のカーアクションもの。
原作はフランスでは有名な漫画のようで(現在64巻)すでにテレビ化もされてるらしい。
ただこの映画は全くのオリジナルシナリオで
舞台のメインはル・マン24時間レースとなっている。
原作が漫画というだけあって内容はとてもイージー
善vs悪、二世代続く因縁の対決
『今度のル・マンこそ勝ってみせるぞ!』と息巻く悪者達。
しかし負け戦と思いきや、あらゆる悪事の手を尽くしはじめる。
『俺の事はいい!勝て勝つんだ!』
囚われの身のボス。
ボスの命を救い、レースに勝つ道はあるのか...
売りは例によってCGを使用しないカーチェイスだが
言われなければ気にならない事だろう。
とは言えさすがに作りはそつなく出来ており
レースもの定番のレーシングカーで公道を曝走するシーンもちゃんとあり
ツボは押さえてある。
個人的に一番良かったのはル・マンカーをメカニックがセッティングをするシーン。
マグカップを持ったメカニックがおもむろにエンジンに近付き
多連スロットルの同調を始める。
バランスの取れていない最初はカップの中には波紋が広がり振動が激しい事を思わせる。
しかし同調が取れはじめると次第にカップの中は静まり
メカニックはどうだとばかりに微笑むのだ。
ちょっとプライベーターチックだが共感を呼ぶシーンだった。
カーアクションの面で見るとやはりル・マンが舞台なため
同じくリュック・ベッソンが手掛ける『TAXi』などにくらべると地味だろう。
その分、人間ドラマに重点があるようなのだが宿命や怨恨が邪魔して
今一つ見えてこない。

ル・マン自体がマラソンのようなものなので切り取って伝わる部分は少ないのだろう


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