ミスター・ルーキー     監督:井坂聡 出演:長嶋一茂、鶴田真由 

大阪FCの弊害
 大阪限定公開をのぞまれる作品である。物語   的よくある話題なのだが、会場で一番笑いが   選手は止める」と発言。これを聞いた妻、鶴田

 りは200X年夏、ひとりのスーパールーキ   多かったのもこのシーンだったようだ。主役   真由が「夢を追いたくても追えず、諦めた人達
   
 ーの登場からはじまる。1984年の優勝以   長嶋一茂の演技だが際どいところで踏ん張っ   だってたくさんいるのだから、叶えられる人が

 来低迷を続ける阪神タイガースに救世主があ   ていたように思う。しかしなぜか妻役の鶴田   叶えなくてどうするの?」と問うわけです。こ

 らわれる。その名も「ミスター・ルーキー」   真由とのからみがしっくりいかない。なぜだ   こがもう一つのポイントになるのだろう。

 名前もふざけてれば、顔もふざけていて世界   ろう...二人のテンションがあまりに違い   この映画の特徴に大阪フィルムコミッションと

 初の覆面ピッチャーなのだ。そして彼は甲子   すぎるからだろうか。変な間が多いのも気に   言うのもあげられる。これは韓国の釜山などで

 園の主と呼ばれ甲子園でしか投げない。いっ   なるところ。この二人のやりとりからくる、   も立ち上げられているが、地域ぐるみで映画産

 たい彼の正体は?阪神タイガースの優勝の行   阪神優勝以外のテーマというのが「夢を叶え   業を盛り上げ、地域復興に役立てようという動

 方は?                    る」。肩が原因でプロ野球選手をあきらめた   き団体である。そのおかげか、ちょっとエキス

 さて正体は長嶋一茂で阪神は優勝するのだが、  主人公の大原(長嶋一茂)はあるマッサージ   トラが映りすぎで気持ち映画が長いだろうか。

 映画のポイントはどうやらそこではないよう   師との出会いから肩を完治しプロで投げれる   地域復興にこだわる余り、観客を地域限定にし

 だ。舞台が関西ということもあり全体的な雰   までになる。しかし自信のなさから大原は会   てしまっては本末転倒か...@
 
 囲気はやはりコメディータッチである。竹中   社をつづけながら家族に隠れて兼業プロ野球         

 直人扮する大阪人上司と宅間伸扮する東京人   選手になるわけである。ところが家族にばれ、   

 上司の全面対決。大阪VS東京、これは比較   妻に問いただされた時「家族のためプロ野球