マルホランド・ドライブ     監督:デヴィッド・リンチ 出演:ローラ・エレナ・ハリング、ナオミ・ワッツ 

リンチ節炸裂
 何はなくともデヴィッド・リンチなのだろう。  ・ワッツ)に見つかってしまう。女性はとっ   片的でイメージ先行なところだろうか。この手

 デヴィッド・リンチと言えばやはりツインピ   さにリタと名乗るのだが事故のショックで記   の映画が好きな人であれば、前半と後半の共通
   
 ークスやロストハイウェイなど分けの分から   憶を失っていた。ベティーはなんとかリタの   点を見つけだし一つずつ理由付けして行く作業

 ない映画で有名。前作、ストレイトストーリ   記憶を取り戻そうと協力するのだが...    が楽しいのかもしれない。しかしそれ以外の方

 ーはほんとストレートで分かりやすかったの   これが前半のストーリーである。実はこの映   は見る前に十分予習して行かれるのが賢明だろ

 だがコアなファンには不評だったらしい。そ   画は前半と後半で全く違うストーリーが用意   う。私は何も知らない素の状態で見てしまった

 してこの「マルホランド・ドライブ」はまさ   されている。ちなみに後半では二人の女性は   ため無情に時間が過ぎただけだったが、それで

 にリンチフリークのために撮られた映画であ   恋人同士で痴話喧嘩が展開する。問題はこの   も楽しめる部分もある。例えば音楽、心地よい

 り、一般の方々が見るには不親切な映画に仕   二つの物語りをどう関連付けるかだが、ここ   オールディーズのメロディーが強く印象に残っ

 上がっている。                からがリンチフリークの世界である。フリー   ている。ところどころに出てくるミニコントだ

 物語りはひとつの交通事故から始まる。ロサ   ク達の一般的な見解では、前半が想像の世界   って誰も笑ってなかったが面白いものだった。

 ンゼルスのマルホランドドライブで車同士の   で後半が現実の世界となるらしい。後半、現   ただやはり、共通のプロットだけを提示し後は

 衝突事故が起きる。事故から奇跡的に助かっ   実の世界では恋人に捨てられ、しいたげられ   見る人の解釈にまかせる。そんな映画をどれだ
 
 た女性は逃げるように現場を離れある屋敷に   る女性。その女性の願望が映像化されたのが   けの人が待っているだろうか。デヴィット・リ   

 身を潜める。そこは有名女優の屋敷であり、   前半の物語りとなるようだ。面白いのは撮り   ンチだから許される世界。分からないものを良

 逃げてきた女性は女優の姪ベティー(ナオミ   方が全く逆で前半が普通にリアル、後半が断   しとするのはもう卒業したいものだ@