ミュージック・オブ・ハート      監督:ウェス・クレイヴン 出演:メリル・ストレープ
                         グロリア・エステファン 
『感動』ではなく『感心』
音楽がらみで子供もの..もう御涙ちょ   何ひとつ見つかりません。みんながみん   チェロの演奏者、もう1人はお医者さ

うだいのうるうるストーリーかと思いき   なヴァイオリンを弾くことで、何もかも   ん...遺伝?それとも英才教育のな
   
や意外に泣けない。泣くどころか笑える   都合の悪い事を忘れられる訳ではなく、   せる技?事実は映画よりもハッピーエ

映画です。夫に捨てられ職もなくした、   そのヴァイオリンさえも手にする事が出   ドって感じです。

ロベルタ(メリル・ストリープ)が、ハ   来ない子供もいるのです。ドキュメント   カーネギーホールのシーンはさすがに

ーレムにて柄にもなく音楽教師の臨時職   映画のつらいところか事実は事実なので、  圧倒されます。もちろん演奏に、では

員につきます。そこは貧困と差別の溢れ   ただただ状況説明が続きます。       なくホールの歴史と文化にです。音楽

る場所で普通の会話もままなりません。   そんな暗い中唯一心和むシーンがロベル   家でなくとも、一度はステージに立っ

そこは肝っ玉かあちゃん、持ち前の辛口   タの子供達のシーン。掛け合いが絶妙で   てみたいと思わせる何かがあります。

トークとノリの良さでカバーします。    兄弟のノリ突っ込みがよくでています。   ドキュメントものって『感動』という

アメリカの抱える社会問題、離婚の多さ   ノリ突っ込みは別として、この子供達が   より『感心』といった感じ。まぁ私的

や幼児虐待、貧富の差など分かりきった   いたからこそロベルタの偉業?が成りえ   に何がこの映画致命的かというとメリ

事実を問題定義するばかりで、解決策が   たのでしょう。関係ありませんが1人は   ル・ストリープが主演ってことかな@