マイ・ビッグ・ファット・ウェディング  監督:ジョエル・ズウィック 出演:ニア・ヴェルダロス、ジョン・コーベット

増えるカゾク
 ハリウッドでは低予算と言われる6億円で興   し脚本も手掛けている。物語りはニア・ヴェ   ディータッチで上手く描かれている。もちろん

 行収入240億円を突破した全米大ヒットの   ルダロス演じるギリシャ系移民トゥーラ・ポ   このギャップが売りでもあるのだがメインはや
   
 作品である。しかもアメリカでは「マイ・ビ   ルトカロスが両親の経営するレストランで働   はり家族愛だろう。色んな意見や表現があるが

 ッグ・ファット・ライフ」としてほぼ同じキャ  くところから始まる。トゥーラは両親から「   すべては自分の家族の幸せのため、そこだけは
 
 ストでTVドラマ化もされるらしい。ちなみ   まだ結婚しないのか」と日々攻められる30   人種や宗教もこえる共通項のようだ。最後まで

 に日本ではWOWOWで放送されるもよう。   歳。そんなある日、レストランに来た男性、   頑だった花嫁の父が折れるシーンは見物である。

 さて日本でも「結婚率を上げてみせます」と   高校教師のイアン(ジョン・コーベット)に   よって普通感想は「家族っていいな」であり、

 言うスローガンを掲げ公開されたのだが思っ   一目惚れ。トゥーラはこのままじゃダメだと   「結婚ていいな」ではないはずだ。この辺、妙

 たほど効果は上がってなさそう。        容姿、中身ともに自分を積極的に変える事を   に結婚を強調してしまった宣伝広告は観客に先

 原題は「マイ・ビッグ・ファット・グリーク   決意する。生まれ変わったトゥーラは見事意   入観を与え逆効果だろう。

 ・ウェディング」。邦題ではグリークがぬけ   中のイアンをゲットするのだが、いざ結婚と   結婚は家と家との結びつき。などと思うと面倒

 ているが、ビッグファットは太った人ではな   なるとギリシャ系ではないイアンとの間にあ   で仕方ないが、映画のように結婚とは家族が増

 く大騒ぎとか大袈裟とか言う意味らしい。な   る障害に唖然とする。はたして二人は家族に   える事で親切にしてあげられる人が増えると思
 
 ので直訳すると「わたしの大袈裟なギリシャ   祝福され無事結婚する事ができるのか...   うと悪くないか@

 式結婚」。そんな感じだろうか。        いかにも多民族が同居するアメリカらしい映   

 主演はほぼ無名のニア・ヴェルダロス。しか   画だが、異文化、異教徒とのギャップがコメ