ペイ・フォワード[可能の王国]   
監督:ミミ・レダー 出演:ケビン・スペイシー、ヘレン・ハント
親切の押し売りはいらんかえ?
「アメリカン・ビューティー」のケビン   クターであれ魅力を見出せなければ、演   無関係な困っている人にかえそうと言

スペイシー。「恋愛小説家」のヘレン・   じている意味がない。今回の役所はアル   うもの。これを考え出したのが、オス
   
ハント。「シックス・センス」のハーレ   コール依存症の母親だが、現実そのもの   メント君演じる、トレバーなのです。

イ・ジョエル・オスメント。このキャス   でリアルと言えば聞こえはいいが、魅力   しかし結果は無駄に終わります。結局

トをみて期待するなと言う方が無理な話   の欠片もない。映画自体のテーマとして   どんなに心を通わせようと親切にして

だろう。かく言う私も期待してた口だ。   取り上げられてるのが、ドメスティック   も、通じない人には通じない。通じな

特に「恋愛小説家」で微妙にかわいいと   バイオレンス、アルコール依存症、ドラッ  いが、諦めず努力をすれば殺される。

思わせたヘレン・ハントに注目していた。  グ、犯罪の低年齢化、失業者問題など、   そんな事が言いたいのだろうか。親切

していたのだが、結果どうだったのかと   まさに今のアメリカが抱えている問題そ   を死を持ち出す事によって、より美化

言うと残念ながら全くの期待外れだった。  のものだ。そしてその解決の糸口が「ペ   するのもどうだろうと思う。またその

ヘレン・ハントに関しては「恋愛小説家」  イ・フォワード」、親切の先送りってわ   死に感銘を受け、それを表現する、表

の時のイメージを壊そうという意図があっ  けです。親切の先送りとは、自分が受け   に出すことが、これまた美しいという。

たのかもしれないが、どんな役、キャラ   た親切をその本人にかえすのではなく、   やれやれ道徳の時間よりもたちが悪い@