ピンポン     監督:曽利文彦 原作:松本大洋 出演:窪塚洋介、ARATA

原作の呪縛
 待望の松本大洋漫画の映画化。原作好きな方   か「普通でいきましょう」と言えなかったも   ただ原作を読んでいない人には不親切なところ

 が見れば恥ずかしくなる事請け合い。      のだろうか。竹中直人の先生役と言うと最近   もままあるので映画のあと原作を読むのが正し
   
 主人公、ペコを演じるのは今をときめく窪塚   では「ウォーターボーイズ」を思い出すが、   いピンポンの楽しみ方かもしれない。

 洋介。確かに見た目は似て無くもないのが、   あの時の面白さは微塵もない。原作に忠実に   ピンポンは単館上映、いわゆるミニシアターの

 とにかく見ていて辛い。しかしこれは彼が悪   と演じるあまり役者の個性が飛んでしまって   みの公開である。それなのに会場はほぼ満員だ

 いのではなくペコという漫画の中のキャラを   いるのだろう。今回、登場人物の中で一番出   った。もちろん窪塚人気の影響もあるだろうが

 人が演じる事自体にどうやら無理があるよう   来が良かったのはキャプテン大田である。そ   様々なメディアの影響も大きい。例えばビーム

 だ。これは台詞、脚本にも問題があって原作   して皮肉にも彼が唯一原作と違うキャラクタ   スなどではピンポンのポロシャツやTシャツ、

 ペコのしゃべる言葉はちょっと特殊なのにそ   ーだった。役者の個性が良く出ていて彼のシ   バッグやリストバンドなどをスペシャルアイテ

 のまま台詞に使ってある。「くれろ」なんて   ーンが一番笑いも多かったように思う。     ムとして期間限定で売り出している。原作の方

 普通の人は言わない..原作にこだわらず、   とまぁ原作を読んでいる私にとっては散々な   でも新装版が出たりピンポン球やルービックキュ

 もう少し人っぽく噛み砕けば窪塚君も助かっ   出来なのだが原作を読んでいない人にはそれ   ーブの入ったビジュアルシネブックとやらまで

 ただろう。その他、スマイルやアクマ、ドラ   なりにうけているらしいので、そんなに悪く   出ている。これはもうブームだろうか。ちょっ
 
 ゴン、チャイナなどは原作もそこそこ人っぽ   はないのかもしれない。確かにCGなどは自   と危険な状態かもしれない@

 いのでかろうじて見れる。問題はオババの夏   然に使ってあり違和感なく見れるし、ストー      

 木マリとティーチャー小泉の竹中直人だ。誰   リーも原作5巻分をうまく短くまとめてある。