ラット・レース     監督:ジェリー・ザッカ− 出演:ローワン・アトキンソン、ウーピー・ゴールドバーグ 

笑いの原点とビーンの行方
 久々のコテコテコメディーである。アメリカ   移動できるかというもの。このレースに参加   番少ないような気がするのだが圧倒的な存在感

 のコメディーというと下ネタ全開のものが多   するのはラスベガスのスロットマシーンから   で美味しいところを持っていく。笑いの種類も

 く笑えないものがほとんどなのだが、この作   奇妙なコインを出した6組み。ルールはひと   様々でローワン・アトキンソンのように表情や

 品はどたばたコメディーで下ネタはいっさい   つだけ、「何でもあり」。当然6組み全員と   話術で笑わせるものもあれば、身体をはった笑

 ない。監督は「ゴースト・ニューヨークの幻   も飛行機で移動しようとするのだが乗り遅れ   いもある。この辺はイギリスの笑いとアメリカ

 」のジュリ−・ザッカ−。10年ぶりのコメ   た2人組が離陸を阻止しようと飛行場の設備   の笑いの違いなのだろうか。イギリスではコメ

 ディー作品らしい。出演は監督と「ゴースト   を破壊。仕方なく陸路を曝走するのだが..   ディー俳優への尊敬も高いと聞く。確かにミス

 〜」以来の共作となるウ−ピー・ゴールドバ   コメディーとはいえ時事ネタを取り入れてあ   タ−ビーンが下ネタをやってる姿は見た事がな

 ーグ。ミスタービーンでお馴染みのローワン   るのが面白い。例えば臓器移植のための臓器   いし、日本であれだけミスタービーンが当った

 ・アトキンソン。「ザ・ダイバー」のキュー   を運ぶ車に乗り合わせたり、恵まれない子供   要因もこの辺にあるのではないだろうか。ふと

 バ・グッティイングJr.など一度は見た事   達へのボランティアに乱入したり。笑わせな   チャップリンを思い出す、イギリスで生まれア

 のある顔ぶれでコメディーとしては豪華と言   がらもそういった社会問題をブラックにあつ   メリカに渡りコメディーで一世を風靡。その後

 えるだろう。                 かうところはさすがと言えるだろう。      メッセージ性の強い映画、戦争批判でアメリカ
 
 さてストーリーはと言うと200万ドル(2   6組み9人の群像劇なのだが、この中で一番   を追われる...ビーンの笑いの裏に込められ

 億円)の争奪レース、ラスベガスからニュー   目立っているのはやはりミスタービーンのロ   たメッセージとは?......考え過ぎか@

 メキシコのシルバーシティーまで誰が最初に   ーワン・アトキンソンである。実は出番は一