サッドヴァケイション


「Roadster in cinema」



2007年10月31日水曜日

サッドヴァケイション」中村200エコ
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監督の舞台挨拶があると聞き上映会に参加してきた。
その監督とは青山真治で
「Helpless」「EUREKA ユリイカ」に続きこの作品が故郷でもある北九州三部作の完結編らしい。
残念ながら前作二作品とも見てないのだが続きもののようで
キャストは「Helpless」でも同役、健次を演じた浅野忠信。
そして「EUREKA ユリイカ」の梢役、宮崎あおい
その他、石田えりやオダギリジョーなどかなり豪華。
ではストーリー
健次は五歳の頃母親に捨てられその後父親も自殺し
天涯孤独の身
のはずがなぜか幼なじみの安男の妹、ユリと中国人の子供を抱え込み
代行運転で生計を立てていた。
そんなある日、間宮運送という会社の社長を自宅まで送ると
社長夫人として現れたのが自分を捨てた母、千代子(石田えり)だった。
そこ間宮運送には借金取りやヤクザに追われる者、家出少女の梢など
何かしら社会にそぐわない者達が集まっており
再会を機に健次も間宮運送で働く事となるが
それは他でもなく母への復讐のためだった...
前作「Helpless」は父親との関係性を
今作は母親との関係性をそれぞれ描いてあるらしいが
なにより母、千代子の死の痛みを超越した生への執着をまざまざと見せられ
ぐーの音も出ないほどに圧倒される。
これは大きな母性愛と
とれなくもないが個々の死へのこだわりのなさは
簡単ではない人生を生きて行く上で身に付けた術なのかも。
しかしわずかな血のつながりもたぐり寄せ抱き込む母のエネルギー

それはどこまでも深く暖かく、そして同じぐらいうっとうしそうだから不思議


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