死に花


「Roadster in cinema」



2004年4月20日火曜日

死に花」中村500エコ
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太田蘭三著、同名小説の映画化である。
出演は日本役者界の重鎮達
山崎努、宇津井健、青島幸男、谷啓、藤岡琢也、森繁久彌などなど
このキャストだとさすがに観客席でまわりを見回しても若輩者は見あたらない。
さてストーリーは高級老人ホームで悠々自適な生活を送る老人達が主人公。
ある日、仲間の一人が亡くなり
彼は「死に花」と言うタイトルのノートを仲間達に残す。
そのノートにはトンネルを掘って金庫をやぶり
17億円を手にする銀行強盗のプランが記されていた。
ノートを見るなり盛り上がるメンバーはさっそく計画を実行へと移す。
果たして金庫やぶりは成功するだろうか?
そして「死に花」に託された本当の目的とは?
老人ホームが舞台で老人がたくさん出てくるが湿っぽさは全くない。
それはみな健康でお金の心配もなく何不自由ない生活を送っており
不安と言えば「老い」ぐらいだからである。
設定としてはかなり都合良く思えるが
この映画のメッセージはあくまでシルバードリームなので問題なさそうだ。
最近この手の映画見たなぁと思ったら
そう「恋愛適齢期」に良く似てる。
こちらは題名どうり恋愛がメインだが
「死に花」にも愛だのバイアグラだの出てきて決して生々しさでは負けていない。
ちなみにヒロインは松原智恵子..
まわりの客層もあってか
居間に流れる濡れ場みたいに居心地が悪くなるから不思議だ。
老人のエロスとタナトスをブラックに描いてはあるのだが
「恋愛適齢期」のようにスマートではないため
それを受け止められる客層は限られてくるだろうか。

とにかく動く森繁じいやに万歳


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