シッピング・ニュース     監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ケヴィン・スペーシー、ジュリアン・ムーア 

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 ラッセ・ハルストレム監督と言えば「ショコ   妻役で出ているがあまり良い役ではないし、   かし、そこにはロズウェルにはない彼の大人

 ラ」「サイダーハウス・ルール」もうちょっ   ちょい役なので気にならないか。逆に脇役な   の一面がかいま見れるのだが、たぶん誰も興
   
 ともどると「ギルバート・グレイプ」。共通   のに気になるのはリス・エヴァンス。クオイ   味がないのが残念だ。

 したテーマは家族愛だろうか。今回の作品も   ルの勤める新聞社の同僚ナットビームを演じ   さて映画の方は幼い時に親からの暴力を受け

 テーマは同じくちょっと不幸な家族の物語り   るのだが、こんなところに普通に出てていい   自尊心をなくした主人公が様々な人との出会

 になっている。主役クオイルを演じるのは9   のだろうかと思ってしまう。彼は「ノッティ   いや厳しくも普遍的な自然にふれ、自尊心と

 9年「アメリカン・ビューティー」でアカデ   ングヒルの恋人」でヒュー・グラントのルー   愛を取り戻す物語である。こう書くと何だか

 ミー主演男優賞を取ったケヴィン・スペーシ   ムメイトを演じた人なのだが印象は強烈で、   感動巨編のようだが撮り口が意外に客観的な

 ー。妻に逃げられるどうしようもない男を演   忘れようにも忘れられまい。最新作、ティム   ため、それほど感情移入することもない。悲

 じるのだが、これがちょっと気負い過ぎか演   ・ロビンズと共演した『ヒューマンネイチュ   惨な状況を描きつつもユーモアを忘れないの

 技が露骨に映る。もちろん私の個人的偏見だ   ア』の公開が待たれるのだが、そんな事を書   はハルストレム監督の持ち味なのだろうが、

 が彼にはもっとあっさりとしたクールな役を   くスペースはここにはないか...。ここま   感動したい人にとってはちょっと邪魔だろう。

 演じてほしいものだ。対して夫に捨てられる   でくるとジェイスン・ベアもほってはおけな   あまり肩肘はらず、名脇役達を眺める程度に   
 
 妻、ウェイヴィ・ブラウズを演じるジュリア   い。彼も同じく新聞社の同僚役なのだが、ど   とどめるべきかもしれない@

 ン・ムーアは相変わらずの普通な感じが良い。  うしても海外テレビドラマ『ロズウェル/星   

 ケイト・ブランシェットも主人公クオイルの   の恋人達』を思い出さずにはいられない。し