サウンド・オブ・サイレント     監督:ゲイリ−・フレイダ− 出演:マイケル・ダグラス、ショーン・ビーン 
『スーパー精神科医登場』
 マイケル・ダグラス主演のサスペンスもので   肝心な数字に関しては本当に覚えていないと   を消すように命令された犯人のひとりはさっそ

 ある。マイケル・ダグラス演じる精神科医ネ   いうとても都合の良い設定となっている。映   うとナイフを持って出かける。そして案の定、
   
 イサン・コンラッドは友人に頼まれある患者   画の前半では医師と患者のやりとりはかなり   足を骨折しギブス状態の妻に反対に消されてし

 をみることになる。しかしその患者をみた途   緊迫した雰囲気をもっている。これは患者の   う。そんな調子だからネイサンとの対決も先が

 端娘を誘拐されてしまう。そして誘拐犯から   エリザベスがとても普通に見えないからで、   見えてしまい盛り上がりに欠けてしまう。最後

 の要求はその患者エリザベスからある数字を   そこに丸腰で挑む医師ネイサンに観客が感情   の最後まで引っ張った謎の数字も全然謎ではな

 聞き出す事だった。与えられた猶予は5時間、  移入するためだろう。ところが中盤あたりか   く、ちょっと拍子抜け感が強い。本来この映画

 ネイサンは心を閉ざすエリザベスから数字を   ら患者のエリザベスが急に普通の少女になり   のメインは凄腕の精神科医が5時間というタイ

 聞き出し娘を救い出す事ができるのか?その   二人の緊迫感は一気に薄れてしまう。見てい   リミットの中、どうやって患者の閉ざされた心

 数字のもつ意味とは....。とストーリー   る方は「ここがメインじゃないのか?」とちょ  をときほぐすかにかかっていたはず。ところが

 はこんな感じだ。ポイントはやはり精神科医   っと不安になる。となると次はネイサンと誘   凄腕過ぎたのか患者どころか誘拐犯の心までと

 ネイサンと患者エリザベスとのやりとり。誘   拐犯の対決に感心がうつるのだが、この誘拐   きほぐしてしまったようだ。もしかして病んで

 拐犯とネイサンの戦いなのだが残念ながらど   犯がこれまたぱっとしない。前半ではかなり   いるのはこの手の映画を増産する映画界なのか
 
 ちらも中途半端である。まず患者のエリザベ   の知能犯に見えるこの誘拐犯。ところが映画   もしれない@ 

 ス、実は精神病患者を演じてるだけで本当は   が進めば進むほどドジを踏みとても彼等に勝   

 とても頭の良い女の子。そんな設定なのだが   ち目がない事が分かる。例えばネイサンの妻