天国の本屋〜恋火


「Roadster in cinema」



2004年5月27日木曜日

天国の本屋〜恋火」中村50エコ
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ベストセラー小説「天国の本屋」シリーズの映画化。
物語はシリーズ中の第一作「天国の本屋」と第三作「恋火」をくっつけてあるらしいが
残念ながら僕はどちらも未読である。
主演は今回二役の竹内結子、
主題歌を松任谷由美が、音楽監督を松任谷正隆が担当している。
さてストーリーはそのまま「天国の本屋」と「恋火」との二本立てで
その二つの物語をつなぐのが二役の竹内結子となっている。
まず「天国の本屋」では落ちぶれたピアニスト健太(玉山鉄二)が
ある日目覚めると天国にいる所から始まる。
そこは人生を全うできなかった人々がすごす場所であり
そこで突然なかば強制的に短期アルバイトとして働く事になる健太。
面白いはずもなかったが幼い頃憧れたピアニストの翔子(竹内結子)に出会い
未完成の楽譜「永遠」を二人で完成させようと決意する。
一方「恋火」は現代が舞台、
香夏子(竹内結子二役)は十二年前に若くして亡くなった叔母、翔子の面影を思い
当時「二人で見たら結ばれる」と噂だった「恋する花火」を復活させる事を決意する。
しかしその「恋する花火」を作っていた花火職人、瀧本(香川照之)は
ある事故をきっかけに職人を止めており説得に通う事になる香夏子。
はたして「恋する花火」は上がり、翔子の「永遠」は完成するのだろうか...
どちらかと言えばメインは「恋火」の現代劇の方で
竹内結子と香川照之の絡みが見物のはずである。
しかしストーリーが二つあるためか各キャラクターへの時間がさけず
役者のテンションに観客がついていけない感じだ。
したがって笑うべきところで笑えず、泣けるところで泣けない。
特に竹内、香川、二人のシーンではそれが顕著で熱演であればあるほど
見ていて取り残され感、大。
天国のシーンでは極力生活雑音を押さえる事で
この世ではない特別な雰囲気とピアノの音をクリアーにしている。
なので松任谷正隆の音楽監督も記憶に残るBGが特にあるわけではなく
劇中弾かれるピアノ曲が耳に残るだけだろう。
まったく関係ないが竹内結子を見ていると何だか悲しい気持ちになる。

昔拾った子犬に顔が似ているのだろうか。


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