トラフィック   
監督:スティーブン・ソーダバーグ 出演:マイケル・ダグラス、ベネチオ・デル・トロ
共感できない事の幸せ
この映画は今年のアカデミー賞、4部門   巨大麻薬コネクション”トラフィック”   そして彼は仕事を捨て家族を選びます。

を受賞した作品だ。その4部門とは最優   をめぐり人間の欲望と陰謀が様々な事件   アメリカとメキシコのシーンでは明ら
   
秀監督賞、最優秀脚色賞、最優秀助演男   を引き起こす。その止められない巨大な   かに映像のトーンを変えてあり、メキ

優賞、最優秀編集賞である。これは間違   流れの中で何が守れるか、何を守るべき   シコではコトンラストの強い映像とな

いなく話題作と呼べるだろう。実際アメ   か。これがアメリカの現状なのでしょう。  っています。これは3つのストーリー

リカでは、かなりの興行収入をあげてい   マイケル・ダグラスは大統領より国家麻   が平行して進行するため、観客にはシ

る。しかし日本では今一つ話題にあがっ   薬対策の命を受けるため準備を進めます。  ーンが変わった時もすぐに次の話に入

ていないようだ。私は試写会で、この映   しかしそんな中、自分の16才の娘が麻   れる効果があります。

画を観たのだが会場は思いのほか空いて   薬に溺れ麻薬問題の現実を目の当りにし   この映画がどれだけ日本で共感を得ら

いた。はたして、その理由はなんだろう   ます。社会の道徳心は薄れ麻薬が氾濫す   れるかは不明ですが、アメリカでは家

か?私が思うには題材が大きく関係して   るこの国で、どうやって家族を守るか。   族や自分の大切な物を守る事が、どれ

いるようだ。その題材とは麻薬である。   どうすれば家族を救えるか。それはとて   だけ困難で、どれだけ大切かという事

ストーリーはアメリカとメキシコを結ぶ   も困難で辛い道のりだと気づくのです。   は十分理解できるでしょう・・・@