THE 有頂天ホテル


「Roadster in cinema」



2006年1月23日月曜日

THE 有頂天ホテル」中村600エコ、H川500エコ
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すごい勢いでTVに露出している三谷監督最新作。
監督脚本はもちろん三谷幸喜
出演はいすぎて書ききれないが主だったところ
役所広司、松たか子、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久、香取慎吾などなど
いわゆる三谷ファミリーそろい踏み。
さてストーリー
舞台は大晦日の夜、ホテルアバンティにて催されるカウントダウンパーティーのそれぞれと色々。
ベルボーイの只野憲二(香取慎吾)はホテルアバンティでアルバイトをしながら
シンガーソングライターを目指していたが
結局大晦日を最後に夢半ば故郷へ帰る事を決意。
ところがそんな最後の夜、
彼が荷物を運んだお客に大物演歌歌手、徳川膳武(西田敏行)がいた。
ひょんな事から徳川の前で一曲披露するはめになる憲二。
それが意外な方向へと転がって行く...
一方客室係の竹本ハナ(松たか子)は悪評高きお客の散らかり放題の部屋を片付けながら
ついつい転がっているアクセサリーを身につけ毛皮を羽織り
気がつくと知らない女を演じ、知らない男とロビーにいた...
その頃、副支配人の新堂平吉(役所広司)は次々起こるトラブルの対処に追われ
ホテル中を駆け回ってた。
ところが偶然にも宿泊客として来ていた別れた妻、由美(原田美枝子)にばったり会ってしまい
焦った新堂は何を思ったか身分を偽り
「あ、今日?うん、受賞式で来てるんだ」とトンでもない嘘をつく。
もちろんその本当の受賞者が由美の現在の夫だとも知らずに...
様々なドラマを収束しながら全てはアバンティのカウントダウンパーティーへと続く...
とにかくこの作品でのテーマは入れ替わりである。
たくさんの登場人物がそれぞれ別の立場に立ち
知らない誰かのために親身になる事で本来の自分の気持ちに気づく
そんなところにあるようだ。
もちろん笑いどころも
登場人物が多いだけに多彩で飽きさせないが
小話が多い分、全体を統一する大きな流れは弱く
見終わったあとの
「あそこ面白かったよね」が長く続かない。
そういう意味では「ラジヲの時間」や「みんなのいえ」の方が
エンディングに向かう高揚感とスピード感があり
作品としての完成度は高いようだ。

分け隔てない万人向けの三谷作品だろうか


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