海辺の家     監督:アーウィン・クウィンクラー、出演:ケビン・クライン、クリスティン・スコット=トーマス 

元気な余命3ヶ月
 「おすぎ大絶賛!」と言う声を聞き身構える   なっている「海辺の家」と言うのがジョージ   り、接するすべての人を愛おしく思ったり..

 がヘイデン・クリステンセンが出てりゃ仕方   が残す物なのだが、ジョージはこの家を息子   本人にとっては劇的な悟りをひらく瞬間も訳を
   
 ないか。癌により余命3ヶ月、定番の感動物   サムとの共同作業で建てる。ドラッグ漬けで   知らない他の人からみれば「なんだこいつ」と

 である。では軽くストーリーを..       誰もが手を焼くサムを共同作業で更正させ、   なるのが面白い。最近のアメリカ映画の特徴な

 ジョージ・モンロー(ケビン・クライン)は   心を通わせると言うのはかなり古典的手法に   のだろうか、この映画にも極端な悪い人が出て

 建築事務所に勤める古株のデザイナー。流行   感じる。この映画には現在のアメリカが抱え   こない。しかしみな均等にどこかずれている。

 りのCGなんて使わずに、使えずに昔ながら   る問題がたくさん出てくるのだが、どれもこ   そしてそのずれをもう日常として受け止めてる

 模型を作る日々。当然会社はそんなジョージ   れも軽く描かれている。サムのドラッグ、売   感もある。これが今のアメリカのリアルだとす

 を疎ましく思いついに解雇する。大暴れジョ   春、サムの友達が隣のおばちゃんとやっちゃ   ると少々恐い気さえする。

 ージ、そしてなぜか卒倒。調べると癌で余命   ったり...様々な問題が「こういう事って   自分を変えたい変えたいと思いつつ慌ただしい

 3ヶ月と診断される。まさに踏んだり蹴った   よくありますよね」的なトーンで明るく描か   日常に流される日々。毎日は一瞬で死の事など

 りのジョージ、彼は残された時間で何を残す   れているのは新しいのか何なのか。ちょっと   終わりが来る事など思い出しもしない。「残り

 べきかを考え、離婚した妻の元にいる16歳   微妙である。内容としては余命3ヶ月って事   3ヶ月です」と言われ投げ出さずに打ち込む事 
 
 の息子サム(ヘイデン・クリステンセン)と   でお涙頂戴かと思いきやコミカルな部分も多   ができるだろうか。映画のように自分だけでな

 共に過ごす事を選ぶ。ジョージが残したい物   い。死を覚悟し受け入れた人の変化、日が昇   くまわりの人をも変える事ができるだろうか。

 とは?伝えたい事とは....さて題名にも   り日が沈むそんな些細な日常に感動を覚えた   そんな事を一瞬考えまた流されるのでした@