AirMac Base Station←→NINTENDO DS/DS Lite
ここでは、iMac Rev.AとAirMac Base Stationを使用して、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」を使えるようにするための設定を記録しておきます。
AirMacを使った「ニンテンドーWi-Fiコネクション」との接続方法は、他の幾つかのサイトでは既に紹介済みのことがらですが、それらの殆どがSlot loading以降のAirMac Card内蔵可能な比較的新しいMac用で、「ソフトウェア・ベースステーション」なんてぇ便利なものまで使えるという羨ましい環境の人達向けのものでした。まともにインストーラによるAirMacソフトウェアのインストールすらできないiMac Rev.Aでどうしたらいいのか…なんて事まではとても言及していません。なので独りで何とかするしかなく、取り敢えず一通り接続に成功したので、手順等を残しておきます。なお、このWi-Fi設定は Wii でも全く同様に応用する事が可能です。
初出:2006.11.21 最終更新:2009.06.18
接続方針:
ADSLモデム(So-net ADSL/アッカ・ネットワークスの富士通製レンタル品) ↓↑
スイッチングHUB
↓↑
AirMac Base Station ←〜〜無線〜〜→NINTENDO DS/DS Lite ↓↑
有線
↓↑
iMac こんな感じでつなぐ事になります。赤い部分が無線LAN用に追加したもの。
今回の目的はゲーム端末向けWi-Fiアクセスポイントの構築なので、ここではiMacはその設定用端末という位置付けです。
なんかすごく勿体無い使い方をしてるような気もしますが。
※本来ならもうちょっとまともにセキュリティを考慮した接続・設定にすべきなのでしょうが、取り敢えずのやっつけ仕事ってことでご勘弁願います。(後に、予想通り問題が生じてしまいました。その事に関しては、このページの最後の方に「後日談」「後日談2」として追記しましたので、そちらをご覧ください)ハードウェアの接続:
まず、ADSLモデム側の「Ethernet」ポートと、AirMac Base Station側の「WAN」ポート
を10BASE-Tケーブルでつなぎます。
次に、AirMac Base Station側の「LAN」ポートと、iMac側の「Ethernetポート」
を10BASE-Tケーブルでつなぎます。接続はこれでおしまい。
電源はもうちょっと後の段階でつなぐので、しばしお待ちを。
AirMac Base Stationの電源を入れる前にソフトウェアのインストール:
うちのシステムは↓こんな感じです。相変わらず。
システム:Mac OS 9.2.2、Mac OS X 10.3.9 (2006.11.21時点)ここから先はいつもの例に漏れず、このサイト恒例(なのか?)のMac OS 9上での作業をレポートしていきます。
今回は中古のAirMac Base Station (Dual Ethernet) M8209J/Aを入手。いわゆるSnowってやつです。
付属のインストールCDの中からMac OS 9上で設定するために必要な「AirMac 管理ユーティリティ」フォルダを探し出し、それをフォルダごとDrag&Dropでハードディスクにコピーします。インストール自体はこれでおしまいです。インストールCD内のインストーラを起動しても、対応機種外の為使えない(最後のチェックで引っ掛かる)ためこのような方法でインストールします。コピーした「AirMac 管理ユーティリティ」フォルダは、本来インストールされる場所である「起動ディスク」→「Applications (Mac OS 9)」→「Apple エクストラ」の中に「AirMac」と名前を変えて配置しておくと良いでしょう。必須アプリをインストールCDに裸で入れてあるのは、対応機種外でも取り敢えず設定だけはできるようにするための措置と思われます。この「AirMac 管理ユーティリティ」のバージョンは2.0。最新版が2.0.4なので、結構古いものです。ここでは最新版ではなく、このまま使うことにします。(後で最新版に入れ替えてみましたが、見た目も機能もほとんど変わっていないようでした)
この後Mac OS 9上で設定することにします。
なお、Mac OS Xではなんだかいつの間にか更に最新版のAirMacソフトウェアがインストールされてしまっていましたが、今回は使ってません。※ 本来はMac OS X上で設定するのが正しいみたいで、その場合、後からMac OS 9で設定し直した内容をAirMac Base Stationに転送してはいけないそうです。ここではそんなの全然無視してMac OS 9オンリーで設定してます。
もし、既にMac OS X側で設定した後で、Mac OS 9上で追加設定をしようとすると
このような警告ダイアログが出て、内容の参照は出来ますが、設定を変更する事はできなくなってしまいます。ここまでの準備が済んだら、おもむろにAirMac Base Stationの電源アダプタポート
に電源プラグをつなぎましょう。
白色LEDがピコピコ光って、約30秒程度で起動完了します。設定1 Mac側の設定:
まずは「コントロールパネル」内の「TCP/IP」の設定の確認。
経由先は「Ethernet」、設定方法は「DHCPサーバを参照」になっていることを確認します。
うちは元々プロバイダ設定がそうなっているため、変更の必要はなし。ADSLを導入している多くの場合は、そうなっているのではないかと思います。違ってたら変更してください。
(←クリックで拡大・以下同)
IPアドレス・サブネットマスク・ルータアドレス・ネームサーバアドレスはWi-Fi設定で参照する事になります。
ネームサーバアドレス(DNS)はプロバイダによっては必要ない所もある(なので空欄となっている)かもしれません。
次にいよいよAirMacの設定です。
まずは「AirMac 管理ユーティリティ」を起動します。
起動すると、まずこんなウインドウが表示されます。その直後、ネットワーク上に接続されているAirMac Base Stationを探すのにしばし時間がかかった後、見付かったベースステーションがリストに表示されます。
ベースステーションの名前は任意に変えられるので、上記の通りではないかもしれません。
ウィンドウ内の指示通り、リストアップされたベースステーション名をダブルクリックするか、選択されている状態で「設定」ボタンを押します。すると更に次のようなウインドウが開きます。
ここで設定するのは、「AirMacネットワーク」の以下の3箇所です。
設定箇所 設定内容 備考・注意点 ネットワークの名前
デフォルトでは工場出荷値らしき名称が設定されているが、ASCII(1バイト英数)文字列を使って好きな名前に変更可能。 Wi-Fi設定のSSIDになる。
大文字小文字は区別される。
日本語名は不可。暗号化する(WEPを使用)
チェックする。 第三者に使われても構わないホットスポットとして設置するならWEPを使用しなくても構いませんが、個人使用の場合セキュリティ面で不安があるので、WEPは使用した方がよいでしょう。 ネットワークパスワードの変更... ダイアログが開くので任意のASCII(1バイト英数)文字列を指定。
40bitのWEPではASCII文字列で5文字、128bitのWEPでは13文字を指定する(長くても短くてもいけない)と言われているが、16進表記に変換したWEPキーを使うならばいいことがあるらしい。 (下記参照)Wi-Fi設定のWEPキーになる。
大文字小文字は区別される。パスワードの変更を選択すると、以下のようなダイアログが現れます。40bit/128bitのWEPキー長が選べます。
ここで設定したネットワークパスワードですが、Wi-Fi設定でWEPキーとして使うには16進に変換されたものを使うと失敗が少ない場合があり、ここでもその方法を採ってみる事にします。
16進に変換されたパスワードを確認するためには、メニューバーの「ベースステーション」から「ネットワーク用パスワード...」を選択してください。
すると、次のようなダイアログが現れ、入力済のパスワードを16進数であらわした文字列が表示されます。Wi-Fi設定のWEPキーには、この16進の文字列をそのまま入力してください。
これの良い所は、ネットワークパスワード=WEPキーのASCII文字列5文字(40bit時)/13文字(128bit時)制限が関係なくなる(らしい)という所です(NINTENDOの公式説明によれば、ASCII32文字/16進16文字という設定もあるそうな)。詳しい事は知りませんが、そういう制限があり、制限の抜け道があるのだそうです。
ここの例では元々40bitを使用して5文字のパスワードを入力してみたので、10文字の16進表記となりました。モザイクかけてるから解りませんけどね。
さて、次に上部の「インターネット」タブを押します。すると次のような表示に切り替わります。
ここの設定値は、TCP/IPで正しく接続設定がされていれば、それがそのまま反映されるので、いじる必要はありません。
ここでは接続方法が「Ethernet」、TCP/IP設定が「DHCPを使う」となっている事を確認します。
基本的にはこれで設定は終了です。他の部分はいじる必要はないでしょう。
参考までに、これ以外の設定可能タブの内容は次の通りです。
←ネットワーク
←アクセス制御
←認証
最後にウインドウ右下の「更新」ボタンを押して、これまでの設定をAirMac Base Station側に送信します。送信が完了するとAirMac Base Stationは自動的に再起動するので、それを確認したら次のステップに進みます。ここまででiMac側の作業は終了です。これ以降、電源が入っている限りAirMac Base Stationはアクセスポイントとして独自に機能するので、iMacの方は電源を落としても大丈夫です。
設定2 Wi-Fi設定:
次にいよいよNINTENDO DS/DS Lite側のWi-Fi設定です。ここでは細かい説明はせずに、要点のみ表にまとめました。
設定内容はこのページの前項での設定に基づいている例示であって、この通りにしなければいけないというものではありません。細かい部分は各自の環境で変わるはずです。
なお、全項目の入力が済んだら、接続テストをする前に「設定を保存」しておくのをお忘れなく。
DNSが最初からないインターネット接続サービスを利用している場合は、「手動設定」で入力すると文句を言われないようです。
設定対応一覧 Wi-Fi設定項目 Wi-Fi設定内容(例) 対応するMac側の設定 SSID Kerberos など ネットワークの名前(必須・日本語不可・大文字小文字は区別される)
別に「Kerberos」じゃないといけないという訳ではありません。
これはこの記事での単なる例示です。好きな名前を付けてOK。WEPキー 16進変換したもの ネットワークパスワード IPアドレス自動取得 しない - IPアドレス 10.0.1.2 など 下記ゲートウェイ(AirMacのIPアドレス)と同じでない任意のアドレス。
最後の数字を変えます(10.0.1.3…とか)。
範囲制限は 10.0.1.2〜10.0.1.50 の範囲だったと思うけど、違うかも。
複数のDS(その他AirMacを利用するパソコンとか、Wii・PSP等のゲーム端末)を持っている場合は、各々の端末にそれぞれ異なるアドレスを割り当てる事。サブネットマスク 255.255.255.0 TCP/IPのサブネットマスク ゲートウェイ 10.0.1.1 など AirMacのIPアドレス(TCP/IPのルータアドレス) DNS自動取得 しない - プライマリDNS 202.238.95.24 など
(So-netでの例)TCP/IPのネームサーバアドレス1 利用しているインターネット接続サービスによっては、必要ない場合もある。 セカンダリDNS 202.238.95.26 など
(同上)TCP/IPのネームサーバアドレス2
←分割図だと見難いのでまとめました。
うちの環境では、取り敢えずこの設定で接続できるようになりました。それでもつながらないよぉ〜、な場合:
さて、どうしましょう。何かの設定が違っているとしか言えません。
もう一度ハードの接続を点検してみるとか(ケーブル接続とか、そもそもハード的故障という可能性も否定できない)、ソフトの設定を見直してみるとか(うっかりミスは人の常)、考えられる事は全てやってみたけど駄目だったって時は、諦めるしかないかもですぅ。解説:
WEPキーさえ設定しないのであれば、極端な話、何も設定する必要がないくらい簡単に接続できます。ただ、セキュリティ面からいえば、せめてWEPくらいはかけておかないとマズいなぁ、と思ってWEPの設定をしたのが運の尽きで、全く接続できなくなってしまい、あれやこれや設定のトライ&エラーが延々と続きました。これではマズい、という事からこのレポートをまとめた次第です。
他に必要と思われる設定:
「AirMac 管理ユーティリティ」→「ベースステーションの設定」→「AirMacネットワーク」の
●非公開ネットワークを作成する
は場合によって(ホットスポット可はイヤ〜ン、とか)は必要かもしれません。参考にさせていただいたサイト:
- ●ニンテンドー Wi-Fiコネクション (公式サイト)
●Propeller-head ONLINE内エントリー- AirMacで「ニンテンドーWi-Fiコネクション」
- AirMacで「ニンテンドーWi-Fiコネクション」その2
- AirMacで「ニンテンドーWi-Fiコネクション」その3
●Q部ログ内エントリー- MacでのニンテンドーWi-Fiコネクションの繋ぎ方
●ニンテンドーWi-Fiコネクションまとめ- Very thanks!
免責事項:
このレポートは、あくまで筆者の環境でたまたまうまくいったという一設定例に過ぎない事をご理解下さい。この内容を実行した、あるいはしなかった事により、何らかの不利益を被った場合でも、筆者は一切その責を負わないものとします。
(2006.11.21記)
後日談:
その後、筆者のマシン環境も変わり、家庭内無線LANも若干の変更を行ないました。また、設定に関して更に調査した所、もう少し根本的に見直しが必要と思われる点がある事も解ってきました。それらに関しては、あつおさんの「無線LAN奮闘記」に詳しいので、ぜひ参考になさってみてください(勝手にリンク申し訳ない>あつおさん)。
(2007.06.07記)
後日談2:
更にその後、マシンやゲーム機がいくつか増え、現在ではこのような接続構成になっております(2009.01.14修正)。
ADSLモデム(So-net ADSL/アッカ・ネットワークスの富士通製レンタル品。変わらず) ↓↑
スイッチング
HUB←有線→ AirMac Base Station←〜〜無線〜〜→ NINTENDO DS
/DS Lite ×4←〜〜無線〜〜→ Wii ←〜〜無線〜〜→ PSP ×2 ←有線→ PowerMac G4 cube
(現メインマシン)←有線→ iMac Flat Panel
800MHz←有線→ iMac Rev.A
(旧メインマシン)大きな違いは、ここまでの記事全般で、いわゆるADSLモデムとコンピュータの間にAirMac Base Stationを挟む「ルータ接続」方式にしていたものを、Ethernet HUBにぶら下げる「ブリッジ接続」方式に変更した事(それと、メインOSがマシン変更に伴ってOS Xに変わった事)です。
これは、原因は今もって不明ですが、一時期AirMac Base Stationの調子が悪くなった事があり、そこから先の全てのネット接続環境に支障を来たしたのが直接的な原因です。このページ冒頭並びに前項でも触れてある通り、元々それまでの接続方式に問題がある事は意識していたにもかかわらず、本気でネットワーク構成を見直すに至らなかったのですが、この件でついに事の重大さを思い知らされました。なにより、被害を最小限に食い止める意味では、こちらの方が有効な接続方式ですしね。
この形式に切り替える時の注意点としては、TCP/IP設定でネットワーク全体のIPアドレスを手入力で直接デフォルト値以外の物に指定している場合、接続ケーブルを繋ぎ換えた時点で、管理ユーティリティから一旦AirMac Base Stationが見えなくなる事が考えられます。その場合、慌てずにTCP/IP設定(OS Xの場合「ネットワーク設定」)をそれなりの設定値に(クライアントやルータのIPアドレス等をDHCP参照にするなど)設定し直せば、再び発見できるはずです。具体例は挙げませんが、ネットワーク設定を適切な値に変更した上で、各端末(NINTENDO DS/DS LiteやWii)の接続設定を設定し直して下さい。
また、取り敢えず当方では「WEPキーの設定(必須)」「AirMac IDによるアクセス制御(オプショナル)」「非公開ネットワークの設定(オプショナル)」あたりでセキュリティ対策しています。
この項目では以下のサイトを参考にさせていただきました。
●AirMacのブリッジモード設定での注意点
●So-net ADSL と AirMac Extreme で家庭内 LAN 構築 @akaさんのblogエントリ
(ホントは Wii は有線接続にしておきたいのです。んが、真偽の程は未確認ですが、風評では任天堂純正のネットワークアダプタ[Ether←→USBのやつ]が発熱で壊れやすいとの心配があるみたいなので、ちょっと躊躇してます)
(2008.03.16記・2008.07.18一部加筆修正)
注記:
Wii や NINTENDO DSi ではセキュリティとして WEP に加えて WPA/WPA2 が使えるようになりましたが、ここで使用している AirMac Base Station では WPA/WPA2 の設定はできません(仕様です)。
WPA/WPA2 をサポートするのは、2003年に発売された AirPort Extreme Base Station (国内版は AirMac Extreme Base Station) 以降になります。それらをお使いの方は、セキュリティ強度の点から(WEP も WPA も安全性に関しては既に保証の限りではないようですので)、可能ならば WPA2 の使用をお勧めします。(2008.12.09追記、2009.06.17〜18追記・修正)
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