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H.M.S.Victory製作経緯 (1)
着工から2003年5月まで

日付 状態 備考
2002/4/10
2002.04.10フレーム仮組み
フレームの仮組み。
今までは、往復約3時間をかけて銀座伊東屋まで出かけてキットを購入していたが、今回はネット経由の通信販売で購入することとして、3月20日に発注し、4月8日に入手した。「在庫がなく、取り寄せ」とのことだったので、1ヶ月ぐらいかかるのかと思っていたら、意外に早く届いた。
早速、仮組みを始めた。キールが3枚の板を組み合わせる形になっており、寸法が微妙に合わないので、何とかぴったり合せるのに少々時間が必要であった。
右の写真は、まだ、何一つ固定していない段階である。
2002/5/5
2002.05.05外板下張り進行中
外板下張り進行中。
切断砲身を取り付ける板をフレームの間に貼り付け、黒色塗装してから下張りを始めた。不思議なことに砲身を取り付ける位置がフレーム上に重なる箇所がいくつかある。やむを得ずその部分のフレームを部分的に削り落とした。外板がうまく張れるかどうか気になっている。
船尾部の外板の曲率が大きいためもあって、船尾構造が非常にわかりにくい。図面をいくら睨んでも良くわからない。この船の写真はネット上にも豊富にあるが、どれを見てもはっきりしない。
キットでは、船尾キャビンの下部を一体のブロックから削り出すことになっているが工作が非常に難しそうなので、フレームを6枚付けて、その上に外板を張る形に変更した。一体物で作ってしまうよりも、修正が必要になった時に融通が利くのではないかと思っているがどうだろうか?
2002/5/26
2002.05.26ガンポート開口
ガンポート開口。
ともかくガンポートに対応する部分の外板を張り終えガンポートを開けてみた。気になっていた通り、ガンポートの位置と切断砲身を取り付ける板の位置がうまく合っていない。やむなく取り付け板にまた板を貼り付けて拡大し何とか格好をつけた。
(後知恵であるが、甲板を後から張る方式で作る場合は、先に外板を張ってガンポートを開け、その後でこの板を取り付けるほうが合理的だと思う。)
また、ためしに大砲を取り付けてみたが、外側に出てくる砲身の長さがばらばらになってしまった。これも覚悟の上であったので取り付け板を削って薄くし、なんとか辻褄をあわせられそうな形に修正した。
2002/6/7
2002.06.07下張り完了
外板下張り完了。
作業を進め、6月初旬に外板下張りを完了した。船尾船首ともに曲率が大きいため凸凹になった部分ができたが、木工用パテで埋めて平準化した。
特に船尾部分では外板を相当極端に曲げる必要があるため、ここを上張りの段階で破綻なくまとめるのは、かなり難しそうである。
2002/6/22
2002.06.22上張り進行中
外板上張り進行中。
下張り完了後すぐ上張りに取り掛かった。
この船の上張りは今までになく難しい。船首船尾共に曲率が大きいため、ちょっと気を抜くと板と板の間に隙間ができる。どうにもならなくなった部分は、細かく削った木片で埋め込んでいる。
2002/7/22
2002.07.22上張り完了
外板上張りほぼ完了。
まだ残されている部分も多い。船尾部分とのつなぎをどうするか未定であるし、砲門の大きさも少し拡大する必要がある等々・・・(完了とはいえないことだけは確か)。 ただ、この船の上張りは今までになく難しかった。
この船体を一枚張りで作る方がいらっしゃいますが、その技術とは一体どんなものなのだろうか・・・・。
まったく奥が深い・・・・・・・・・・・・。
2002/8/15
2002.08.15アッパーデッキ
アッパーデッキ(キットの名称ではロアーデッキ)作業開始。
8月になってしまったが、なかなか本が届かないので、船尾部分はほったらかしにして、アッパーデッキに取り掛かった。アッパーデッキから下りる階段は、図面では宙ぶらりんになっていたが、これでは途中で外れる恐れがあるので、その部分だけ下にもう一層甲板(ミドルデッキ)を作って固定した。また、格子も図面ではウッドチップの成型品を使うように指示されていたが、普通の格子を使って作った。
この後、甲板の細長い板を張ることになるのだが、残念ながら図面にはその様子が細かく描かれていない。どう張ったらよいか分からなくなってしまったので、参考書の到着待ちとなった。
2002/8/29
2002.08.29アッパーデッキ完了
アッパーデッキ甲板張り完了。
8月21日に本が届いた。その図面を参考にして甲板張りを開始した。 ただ、"The 100-Gun Ship Victory"の図面もデッキごとに甲板の張り方が違う。「そんなことは無いはずだ」と少し悩んだが、「まあ、適当でいいか・・」ということにして作業を進めた。
また、キットの説明ではデッキビームを支えるためにフレームの上端を最後まで残すことになっていたが、本来無いはずのフレームが完成後にも残っているのは嫌なので、甲板張り作業の途中でこれを切り落として必要なところには別の柱を立てた。
2002/9/22
2002.09.22アッパーデッキ大砲配置完了
アッパーデッキ大砲配置完了。
アッパーデッキの上にフォアキャッスルデッキとクオーターデッキを被せるとアッパーデッキ上に大砲を配置するのが難しくなりそうである。そこで、あらかじめ大砲を載せておこうとしてハタと困った。メモ3)に記したごとく大砲のサイズがおかしい。 どうしようか悩んだが結局、切断砲身の使用を断念し、大砲をすべて砲架に載せることにした(この大砲は丁度東京駅を通過する用事があったため、久しぶりに伊東屋に出かけて購入した)。そのために、折角くっつけた切断砲身取付け用の板をニッパーとペンチで引き剥がし、新しく甲板を追加することになった。 苦労した結果、やっと、すべての大砲の口径が揃った。でも、ここで接着してしまった大砲が最後まで剥がれないでいてくれるだろうか、心配・・・。
また、船尾ギャラリー部分は一度作ったものを全部切り落として、新しく作り直した。甲板を本来の層数に変更し、内部が一見それらしく見えるように変更した。もっとも、フレームを削り落とすわけには行かないので、変更するのも限界があり、適当なところで妥協した。
2002/10/14
2002.10.14クオーターデッキ完了
クオーターデッキ完了
クオーターデッキを張り終わり、関係する階段なども一通り取り付けた。
2002/11/17
2002.11.17船尾ギャラリー
船尾ギャラリー工事中
船尾ギャラリーの外壁(金属製)を取り付けた。塗装をどうしようか悩んだが、銅製の金属パネルをそのまま取り付けるのは少し気になったので、プラモデル用のアクリルペイントで塗装した。ただ、ここを塗装すると船体も塗装せざるを得なくなるかもしれない。船体塗装をどうするかはもう少し進んでから考えることにする。
窓枠は1mm角のビーチで作り、格子は木で作る自信がなかったので、紙で作って金色に塗装した。窓ガラスは付属品の不透明な青色のプラスチック板ではなく。透明プラスチック板を使った。これで内部が良く見えるはずだと思っていたのだが、実はほとんど見えないことが分かって少々がっかり。
2002/12/15
2002.12.15船体塗装
船体塗装進行中
船尾だけ塗装して他を無塗装というのは如何にもバランスが悪いので、プープデッキを張り終わった段階で、思い切って船体塗装に挑戦することにした。でも、黄色と黒の縞模様は思っていたとおり難しく、何度修正しても満足できる状態にならない。写真では不思議なほどきれいに見えるが、実際はかなりひどい。まだかなり修正が必要である。
2002/12/28
2002.12.28船首衝角
船首衝角部完成
12月中旬から船首衝角部の工事を始めた。ヘッドレールは問題のウッドチップ製である。細心の注意を払って台紙から切り落とし、ナイフで整形したがやはり何本かは折れてしまった。折れた部分をボンドでつなぎ、塗装してから貼り付けた。ところが一旦完成した衝角部を眺めてみると何か形がおかしい。やむなくヘッドレールがバラバラになるのを覚悟して、もう一度やり直すことにした。ところが、塗装後のヘッドレールは意外にもかなり柔軟になっており簡単に修正することができた。
2003/01/16
2003.01.16甲板上構造物
甲板上構造物構築中
2003年になり甲板上構造物の構築にかかった。プープデッキ上のスカイライトは木と紙で格子を作り透明プラスチック板を張って、その下の甲板が見えるように変更した。
ビレイングピンの本数を図面の指示通りに取り付けようとするとラックの長さが足りない。ピンを細くすればよさそうだがそんな技術は持ちあわせていない。やむなく本数をそろえるためにラックの長さを少し伸ばして足りない分を取りつけた。
2003/02/10
2003.02.10ビナクルと舵輪取り付け
ビナクルと舵輪取り付け完了
本物と同様に舵輪を船尾楼甲板の下に配置するために、小型化した。また、ビナクルの中に羅針盤とランプを置き外から見えるように変更した。 この詳細はメモ7)メモ4)に記した。
2003/03/16
2003.03.16ボート
ボート完成
キットでは同じ形の2隻のボートをダビットで船体外部につるす形になっており、部品も2隻分だけしか入っていない。どうしようか考えたが、本物と同様にそれぞれ形の異なる4隻のボート(34ftランチ、32ftバージ、28ftピンネース、18ftカッター)を作り、それらをすべて船体中央のボートブームの上に置くことにした。大型のボート2隻はキットの部品を使い、小型のボートは「横浜帆船模型工房」を参考にして自作した。また、34ftランチには本物同様、錨をなどを引き上げるための巻き上げ機も取り付けた。
なお、ここでは舵を船体に固定してしまっているが、あとで、舵は取り付けないでボートの中に入れておくのが正しいことが判明し、あわてて取り外した。
2003/04/23
2003.04.23チェーン
チェーン取り付け完了
キットに入っていたチェーンは少々短すぎるため、東京駅を通ったついでに伊東屋まで行って長めのものを買ってきた。単純な棒状のチェーンではなく本物のようなループ状にしたかったが、二個で580円もしたので諦めた。(だって、全部ループ状に変更すると16,000円もするんですから。)
ハッモックネッティング用の支柱も取り付けた。キットにはネット用にガーゼのようなものが入っていたが、気に入らないのでどうしようか思案中。
また、この模型では本来船尾楼や船首楼の舷牆に取り付けるべきものが省略されている。これもどうしようかなあと思っている。
2003/05/02
2003.05.02ハンモックネティング
ハンモックネティング完了
この模型では本来船尾楼や船首楼の舷牆に取り付けるべきネットが省略されているが、いろいろ考えた末、全部取り付けることにした。ただし、これによってフォアマストシュラウドの取り付けがかなり厳しくなりそうではある。
また、キットにはネット用にガーゼのようなものが入っていたが、これだと網目が斜めにならない。そこで、蜜柑などを入れるプラスチック製のネットを流用した。
2003/05/16
2003.05.16船体完成
船体完成
ガンポートの蓋と切断砲身もこの段階ですべて取り付け、その他諸々の残工事も終了して船体は一応完成した。 このキットにはガンポートの枠と蓋が金属製の完成部品として入っている。実際の船とはかなり違った方法であるが、これを捨てるのはもったいないように思えたのでそのまま使ってみた。ところがその結果、メモ8)の写真のように船体から枠がはみ出してしまったり、ポートタックル用のロープを付けられなくなったりと問題が非常に多いことが分かった。自分で作ったほうが良かったと後悔しているが「後の後悔先に立たず」で、もうどうしようもない。
さらに船首部の船体構造を完成させるためにはバウスプリットを取り付ける必要があるため、これを取り付けたのだが、なんとガモニングを通すステムの穴の位置が本物とまるで違う。やむなく本物と同じ位置に穴を開けなおして取り付けた。 また、2門のカロネード砲もロープで固定した。