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Prins Willem拡大写真

写真 備考
衝角部分と錨です。
衝角の内側のプレートはボール紙製です。錨はいろいろ考えた、結果この配置で固定しました。
フィギュアヘッドのライオンの像は木彫で、実物の重さは2トンもあります。彫刻に費用を使いすぎたため塗装にかける費用がなくなって、金を使えなくなり、黄土を塗った上に硫黄を含む樹脂で上塗りをする方法が考え出されたそうです1)
船首楼甲板部分です。
フォアマストの付け根に合計5個の穴があり、その穴をロープが通過してその下で固定する形になっている。この穴は何だろうなと思ってはいたが、あまり深く考えずに作業をしたために後で苦労することになった。
中央部分です。
あまりはっきり見えませんが、メインロワーマストのトップからメインステーにクロウズフィートを張る作業は非常に大変でした。でも、ここだけはかなり上手くできたと思います。


結局、大砲の駐退索は取り付けないままとしましたが、大砲の数について、今ひとつ腑に落ちない点があります。参考資料1によれば、最初、合計32門の大砲(鉄製の重さ2.5トンで24ポンドまでの砲弾を発射できる大砲24門と8から29ポンドの砲弾を発射可能な6門と青銅製の砲2門)を備えており、蘭英戦争に徴用されるとき、40門の大型砲の搭載が要求されたとのことです。
一方、Corelの説明書2)には、戦艦として使用するために船首両舷に3箇所づつの砲門を新設し6門の大砲を加えたとあります。
元の大砲の数が32門であれば、38門にしかならないから話が合いません。
また、Corelの説明書2)には、キットは商船型であることが明記されています。
従って、大砲の数は32門のはずなのですが、実際は大型砲がガンデッキに16門、船尾近くのやや下方(最下層甲板かな?)に4門、船尾に2門、主甲板に14門で合計36門、中型砲が主甲板に4門、クオータデッキに2門、小型砲が各所合計16門で、合計58門となり、どうにも数が合いません。なぜだかさっぱり分からない??
船尾楼甲板部分です。
船尾両舷のキャビンの屋根はさびた銅板2)だそうなので、色が少し違うようです。


この写真からも分かるように、船尾の旗(この旗は中央に東インド会社のロゴの入った旗ですが、バウスプリットに本当の国旗がついており、同じ配色です)は、赤、白、青の3色旗です。これはキットに入っていたものをそのまま使ったのですが、不思議なことにキットの箱絵では、オレンジ、白、青の3色旗になっています。どうも変だなと思って調べてみたら、この船が就役していた頃、2種類の旗が存在していた事が分かりました。 オランダの国旗の起源は、16世紀末のスペインとの戦いで使用されたオレンジ公ウイレム(すなわちPrins Willem)の旗なのですが、その当時はオレンジ、白、青の3色でした。 ところが、1630年頃から次第にオレンジが赤に変わり始め、1660年以降ほとんど赤、白、青の3色旗に変化してしまったということです。 オレンジから赤への変化の理由ははっきりしませんが、染色技術の進歩によるという説とオレンジ家の人気の低下といった説があるそうです。3)
船尾装飾部分です。
ランタンのガラスの色が何ともきれいです。
東インド会社最大の船(約2000トン)1)の船尾飾りは、高くそびえ、ランタンに照らされた時や太陽に照らされた時、とてもきれいだった1)とのことです。


ちなみに、この船の排水トン数をキットの図面から計算してみましたら、残念ながら2000トンより遙かに少ない1200トンという数字が出ました。喫水線の高さに問題があるのかもしれません。ちなみにキットの喫水線から船底までの距離を図面から読みとると4mになりますが、参考資料1によると18フィート(この1フィートは28.31cm)だそうで、5.1mとなります。
もっとも、2000トンというのが排水トン数ではなく総トン数なら違って当然ですけれど、資料にはどちらとも書いてありませんでしたので、よく分かりません。

参考資料
1)Tall Ship Model Gallery: http://www.tallshipmodels.com/willem_model.htm
2)CorelのPrins Willemキット付属の説明書
3)The Netherlands - Kingdom of the netherlands:http://www.crwflags.com/fotw/flags/nl.html#history