6BM8 シングル ステレオアンプ の製作


平成十三年初冬、都を離れたワビ住まひ・・
戯れに物置を掃除していた。
幼少の頃、手なぐさみにしてゐたMT管
松下電氣製の 六BM八 が二本出て参つた。
40年前、麻呂が 蹴鞠 や 連歌 の合間に聴いた
あの音をもう一度聴きたい・・・
「さうだ!ミニ・アンプを作らう」

絵に描いたやうな初歩の回路
基本の基本をやってみるのも面白し・・・

なあに簡單!朝飯前だ・・・
・・・と始めてみたら・・・
例によって、氣合いが入ってしまふた・・・
あやしふこそ物くるほしけれ・・・

平成十七年五月の黄金週間に改装した。
出力変換器の換装でおじゃる。


左の写真は平成十七年(2005年)改装後の雄姿


下の回路図を見ておじゃれ

贅を凝らして、UL(ウルトリニア)接続の真似事でおじゃる。
負帰環も淺野家傳統の手法。100オームでグランドから浮いておじゃるぞ。
クセといふか習慣といふか・・・二重パイ型平滑回路にしてしもうた。
源氏の流れをくむ家柄の意地、真面目にチョークを使っておじゃるぞよ。
欲張って 50BM8 も使えるやうにヒーター周りも凝った設計。

会葬 モトイ 改装前の回路図はこれじゃ。
       ↓

将来、正倉院の宝物に加えられるやう、
螺鈿の手文庫をケースにしやうかと思った
が、無念なことに手元不如意
800円(!)で売って居ったCD収納用の
アルミバックに収納した。

  パネルデザインは、2001年ハムフェアで見た
  “帝国陸軍携帯通信機”によって得たイメージによる。
  日ノ本の機器は、西部電氣(ウエスターン・エレクトリック)
  などメリケンや独逸などの舶来品に劣ると思っていた。
  だが、あの陸軍無線機の簡素・清潔な「顔」にマイッテしまった。
  平成十七年の改装で出力トランスを、カナダ・ハモンド社製
  125J に載せ変へた。

   恥ずかしながら、アンプのおヌード・・ いとおかし。
   一階 電源部  二階 信号部
   三階 操作部  そびえ立つのは我が 6BM8

   「歩く人」や「愛Pod」からの信号も受けられるやうに
   ステレオ・ミニ・ジャックも付けた。


改装前の艶姿 其の一

  小さな東栄のOPT
  巨大な電源コード・インレット

  邪魔なヒューズボックス

  一階の左は、麻呂の嫌いなダイオード
  6X4 など整流管を立てたかのでおじゃるが
  電源トランスの都合で石になってしもうた

  「淺野小路正麻呂殿は、ダイオードの使ひ方を
  御存じないのでおじゃろう・・・ホホホホ」
  などと、殿上人に云われぬやう・・・
  オッホン! 麻呂もダイオードくらい使えるのでおじゃる!!

  右にあるのは第2チョーク
  さらにその右 ヒーターの切替ボックス
  50BM8 がきたら 100V になるやうになっとる

   右から見た写真 
  一階にB電源専用トランス

  改装でヒューズボックスをネオン・ランプの下に移動。
  挟み式に変更
   滅多に切れるものじゃあないし
   切れないように銀紙入れてある・・わけない!

  “取っ手を付けたら、とっても便利
  修理にとっても欠かせない”

改装前の艶姿 其の二

  可愛い東栄のOPT
  電源スウィッチや電源コード・インレットも大きな物

  ヒューズボックスはパネル上にあった。



パーツ調達先
 エイフル
東一電気株式会社
東京ラジオデパート
カナダ・ハモンド社


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