Baskets Material Basketry Information Journey
Exhibition Works aboutsite sitemap


『このサイトとバスケタリーについて』

かごなどの編組品は人の生活にもっとも密着した道具の一つです

一つのかごは、その地域の自然とそこに生活をする人々の知恵の結晶です。

このホームページは、バスケタリーやかご作りに必要な情報、民具や素材の紹介など、

そしてそこから生まれた造形の世界を紹介するものです。

展覧会などを通じて、バスケタリーの作品を多くの方にご覧いただき、こんな世界もある!

と思っていただき、面白さに触れていただければ、と思います。

『かご・アイデアの器:バスケタリー』製作者: たかみや のりこ




バスケタリーとは:

バスケタリーという言葉は、もともとかごそのものや、かごの技法、かごを作る方法、という

意味の英単語です。 世界各地で編み組みによるかごやその他の道具が作られています。そのシン

プルな技術を使って簡単な家や建材を作る、あるいはボート、橋など大きな構造物も作ることが

できます。 このようにかごの技法は容れ物を作る以外にも、いろいろな物を作るのに活用されて

きました。 その編み組みの技術は素材の特性を活かし、形の構造体を作る合理的な方法です。

ですから、作られたプロセスがそのまま構造体になります。これはかごの大きな特色です。

このことから、素材から導かれた作者の造形意志、理念が反映された表現としての構造体が成立し

ます。また、技術そのものを展開して数学的な立体造形をものを考えることも容易なのです。




日本の伝統:

日本では竹の伝統工芸において、早くから個人の作品としての美術品が誕生していました。 もと

もと、日本では竹以外にも、生活に使われる編み組みの技術や素材は豊富で草、樹の皮の繊維など

を使ってさまざまな生活の道具が作られていました。それぞれの用途に合わせて、また使う人の勝

手に合わせてかごが作られてきました。そしてその一つ一つにはかご職人や製作者の工夫がありま

した。

契機と展開:

アメリカでバスケタリーの作家と交流を持ち、自らも新しい造形作品を制作するようになった一人

の日 本人の作家がいます。 その人、関島寿子さんが日本に帰ってまず行ったことは、日本の編み

組み品の洗い直しと、個人の考えや発見を引き出す、新しい体験型のワークショップを行い、個人

的な表現のアイデアを構築する楽しさを広めることでした。

彼女のワークショップを通じ、バスケタリーの作品を作る作家が誕生、さまざまな作品を作ってい

ます。 それが私や仲間の世界です。 この仲間が中心になり関島氏に助けられながら、1986年以

降から現在にいたるまでの間、ほぼ毎年一回の展覧会を自主運営してきました。それがバスケタ

リー展です。 (バスケタリー展につきましては詳しくは『バスケタリー展ウエブサイト』を是非

ご覧下さい。)


現状とこれから:

いまや、いろいろな所でバスケタリーの言葉が少しずつ聞かれるようになりました。 実用的なか

ごもオブジェとしての作品も同じかごと呼べないことはないのですが、現代的な作品の呼び名とし

てもバスケタリー、という言葉が使われ始めました。

コンテンポラリーなバスケタリーの作品は、個性、新しい形、伝統技術への再認識、個人的な展

開などを深めた新しい造形作品であってほしいと思い、私もたくさんの人を教えてきました。

面白いことは自分の感動や反応から生まれるのでは、と思っています。だから独創性、創造性、新

しい造形につながり、人生をかけて作って創作する価値があると思います。

オブジェとしの作品もかごから出発しているのですが、かごのようにものを入れる空間はありませ

ん。 そのかわりに作り手のアイデアがつまっているアイデアの器なのです。

(back to top↑)