PEN Forum 2004 Lesson Plan(6th grade)
学級担任だからできる英語活動の授業

Nov. 28,2004
渋谷 徹(山北町立さんぽく北小学校)
Web Site URL http://www001.upp.so-net.ne.jp/bittervalley/

 現在、小学校で行われている英語活動は、粗く言って次の二つのタイプの授業がある。
 A・・・language-basedの授業:学習させたい言語材料を中心に組み立てる授業
 B・・・content-basedの授業:子供が興味をもつ題材を中心に組み立てる授業
 小学校の英語活動では、A,Bどちらの授業も必要であり、学年が進むに連れ、Bの割合を増やしていったらどうかというのが現在の私の考えである。
 下に示したプランは、A,Bを混在させて構成した45分の授業である。1〜4の活動はAタイプであり、5以降の活動はBタイプである。本日の模擬授業では、時間の都合上、5,6のみを授業する。
 5,6は、干支を題材としたactivityである。6年生とは言え、干支をすべて言えない子供もいるであろうし、漢字と動物、時刻や方位との対応ができている子供は皆無であろう。日本語を交えないall in Englishの授業でこれらの内容(content)を学ぶ体験は子供たちにとって「英語が分かった」という大きな自信になるはずである。そして、これは日本人である学級担任だからこそ授業できるcontentである。

1 Aims
(1) 時刻を尋ねたり、答えたりできる。
(2) 英語での説明を聞きながら、『干支』の漢字と動物を結びつけたり『干支』の順序を考えたりできる。
(3) 英語を聞きながら、『干支』『時刻』『方位』の関係を類推することができる。

2 Language uses
What time is it? It's ○ o'clock.
What is your ETO? My ETO is the monkey.
What ETO comes after the cow?

3 Lesson

Min. Activities Notes
3 1 Greeting
Good afternoon, everyone. How are you today? How's the weather today? What day is it today?
How many parents are there in this classroom? Let's count!
全員に聞き、全員に答えさせる。
保護者参観の授業なので、親の数を数えさせる。
5 2 Review
<1〜12の数の復習>
Flash Cardを使いながら、1〜12の数の言い方を復習する。
・1から順番に発話させる。
・12から逆順に発話させる。
・ランダムに発話させる。
Flashコンテンツをテレビ画面に表示しながら行う。http://www.hm3.aitai.ne.jp/~m-hotta/12numC.html
5 3 Practice
<時刻の尋ね方と答え方>
What time is it?
(黒板に書かれた数字を見ながら)
It's 1 o'clock.
以下、同様に数字を変えながら12時までを練習する。
黒板に?:00と書いておき、?の部分に1〜12の数字を入れながら、Practiceを行う。
5 4 Activity 1
<時計の針を見て時刻を答える>
(『ぐるぐる時計』提示しながら)
What time is it? It's ○ o'clock.
Flashコンテンツ『ぐるぐる時計』をテレビ画面に表示しながら行う。http://www.hm3.aitai.ne.jp/~m-hotta/Oclock1.html
時間があれば、子供たちに操作させる。
5 5 Activity 2
<『干支』の漢字と動物>
(十二支の漢字カードをすべて黒板に貼る)
What are these? Do you know?
(『巳』の漢字カードを示しながら)
Can you read this KANJI? This is 巳(み).
This is my ETO. It's an animal. What animal does it mean? It's a snake.
What is your ETO? Point to the card. Which one is your ETO? This one? What animal does it mean?
(以下、同様に漢字カードを示しながら、十二支の動物について確認していく)
十二支のカードは片面に漢字、もう片面に動物の絵をプリントしたものを使う。

子供たちがup,down,right,left等の言葉を使ってカードの位置を伝えられるように、カードの位置関係を分かりやすく提示する。

HRTの干支→子供たちの干支→子供たちが動物と対応できる干支の順で、漢字と絵を対応させていく。
10 6 Activity 3
<『干支』の順序>
(十二支時計の枠を掲示)
This is a clock and this is a clock, too. But they're different.(通常のアナログ時計と十二支時計を比べながら話す)
This point is twelve o'clock. It's midnight. You usually sleep at this time. This point is twelve o'clock. It's noon. It's time for lunch.
(夜中の12時に「子」(mouse)カードを貼る。)
Here is the mouse. What ETO comes after the mouse?
(以下同様に十二支の順序を確認していく。)
(昼の12時に貼られている午の絵を指しながら)
Do you remember this KANJI?(カードを裏返し「午」の漢字を確認。)It means noon. So you say 午前 before this time and you say 午後 after this time.
カードを貼っていくときには、絵の面が見えるように貼っていく(裏面は漢字)。

十二支の順序が確定したら、次の順で確認していく。

  1. 英語の動物名(mouse, cow・・・)
  2. 漢字の読み(子、丑・・・)
5 7 Activity 4
<『干支』と『方位』>
(方位磁針を見せながら)What's this? How do you say this in English? Do you know? It's a compass. It has four letters(four alphabets). What alphabets does it have? Do you know? (十二支時計にN,S,E,Wの四つのアルファベットを書いていく)North, South, East, West(アルファベットを指しながら方位の言い方を聞かせる)Which way is North? (あちこちを指さしながら)This way? This way?(1名を呼び、方位磁針を確認させる)This way is North.
※ 授業の残り時間によってはこのパーツは別の機会に回す。
2 8 Greeting
(時計を見ながら)
What time is it now? It's 2:55. That's all for today.
授業の最後に2:55とデジタル形式の時刻を示し、読み方を知らせる。

※ 干支を題材としたActivityの原実践は小泉清裕氏(昭和女子大学附属小学校)による。

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