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平成13年度 情報教育の全体計画

1 ねらい

様々な情報機器を学習の道具として活用することを通して,教育活動が効果的に行われるようにするとともに,情報活用能力の育成を図る。

2 基本方針

情報活用能力は現在,次の三つに整理されており,これを情報教育の目標として位置付けることが提案されている(情報化の進展に対応した初等中等教育における情報教育の推進等に関する調査研究協力者会議 最終報告)。

(1) 情報活用の実践力
 課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて,必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力
(2) 情報の科学的な理解
 情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と,情報を適切に扱ったり,自らの情報活用を評価・改善したりするための基礎的な理論や方法の理解
(3) 情報社会に参画する態度
 社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を理解し,情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え,望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度

では,上の情報活用能力をどこで身に付けさせればよいのか。
新学習指導要領総則では,情報教育が次のように位置付けられている。

第3 総合的な学習の時間の取扱い
3 各学校においては,2に示すねらいを踏まえ,例えば国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題,児童の興味・関心に基づく課題,地域や学校の特色に応じた課題などについて,学校の実態に応じた学習活動を行うものとする。
第5 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項
(8) 各教科等の指導に当たっては,児童がコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段に慣れ親しみ,適切に活用する学習活動を充実するとともに,視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること。

 つまり,「総合的な学習の時間」はもちろん,「各教科等の指導」の中でも情報教育を取り扱っていかなければならないのである。
 では,各教科での位置付けはどのようになっているのか。学習指導要領には次のようにある。

【社会】
第5学年
(3) 我が国の通信などの産業について,次のことを見学したり資料を活用したりして調べ,これらの産業は国民の生活に大きな影響を及ぼしていることや情報の有効な活用が大切であることを考えるようにする。
第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取扱い
(4) 学校図書館や公共図書館,コンピュータなどを活用して,資料の収集・活用・整理などを行うようにすること。また,第4学年以降においては,教科用図書の地図を活用すること。
【算数】
第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取扱い
(6) コンピュータなどを有効に活用し,数量や図形についての感覚を豊かにしたり,表やグラフを用いて表現する力を高めたりするよう留意すること。
【理科】
第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取扱い
(1) 観察,実験,栽培,飼育及びものづくりの指導については,指導内容に応じてコンピュータ,視聴覚機器など適切な機器を選ぶとともに,その扱いに慣れ,それらを活用できるようにすること。また,事故の防止に十分留意すること。

 コンピュータをはじめとする情報機器を学習の道具として活用していかなければならないのである。各教科等の学習でこのような活用を図るためには,子供たちがある程度のコンピュータリテラシーを身に付けていることが前提となる。それを身に付ける場が「総合的な学習の時間」なのである。
 そこで,次の三つを基本方針とする。

1 「総合的な学習の時間」(低学年は学活等)でコンピュータリテラシーを身に付ける。(低学年10時間程度,中・高学年20時間程度)
2 「各教科等の指導」で情報機器を有効活用する。
3 1,2を通して三つの情報活用能力を身に付ける。

3 各学年部段階の主なねらい

  情報活用の実践力 情報の科学的理解 情報社会に参画する態度
低学年 ・ 情報機器の操作に慣れ親しむ。
・ 情報機器の簡単な操作ができる。
・情報機器の主な部分の名称が分かる。 ・ 進んで表現しようとする。
・ お互いの表現のよさを認め合う。
中学年 ・ キーボードによる文字入力に慣れる。
・ ワープロ等を使って簡単なファイルの作成・保存・読み出しができる。
・ 簡単な情報検索ができる。
・電子メールの基本的な仕組みが分かる。 ・ 進んで情報を集めようとする。
・相手を尊重しながら情報交換をする。
高学年 ・ 情報検索を活用しながら、必要な情報を収集することができる。
・ 情報の整理・加工ができる。
・ 情報をWebページにまとめ発進することができる。
・ Webの基本的な仕組みが分かる。
・ 各種メディアの基本的な特性を知り、適切な活用方法が分かる。
・ 情報の真偽を判断しようとする。
・ 個人情報保護の大切さを知り、尊重する。
・ 著作権保護の大切さを知り、尊重する。
・ 情報発信に伴う責任を知る。

4 各学年の指導計画

別紙「情報教育の学年別指導計画」参照

5 コンピュータ室の管理・運営

^ コンピュータ室の管理・運営は情報部が担当する。
_ 年度始めに各学年へのコンピュータ室配当を行う。
` 業間休みにコンピュータ室を開放する。コンピュータ室開放時の指導と運営は当面の間,情報部と広報委員会児童がそれに当たる。

6 その他

 コンピュータの使用に当たっては,「新潟市立学校におけるコンピュータ取扱基準」「新潟市立学校におけるインターネット利用要綱」及び「当校インターネット利用ガイドライン」を遵守するものとする。

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