NO.7 [2000/2/13]

新幹線の中で読んだ二冊の本

 この連休、私用で東京に行って来ました。新幹線の中で読もうと鞄に入れていった2冊の本。
・『孫正義 大いに語る!!』竹村健一・孫正義(PHP研究所)
・『2000年からの大転換』長谷川慶太郎・田原総一郎(PHP研究所)
 なかなか、面白かったです。
 まずは前者で興味深く読んだ部分を引用します。

 僕は最近、何のために事業をするのかと、ときどき強く思います。リーダーシップを発揮して自分の部下を引っ張っていく。その際、何が一番大事なのか。
 (中略 渋谷)
 「人の和」などが全部大事であることは確かですが、人の和だけなら町内会でもやっています。本当にそれで大事業ができるのか。
 本当にリーダーシップを発揮しようと思えば、重要な順に三つ、僕が思っていることがあります。
 まず一番最初に重要なのが、理念と志。二番目に重要なのが、ビジョンです。似たような言葉ですけれど違います。そして三番目が戦略です。これがリーダーシップを発揮していく人、事業を興す人が持つべき重要順のポイントだと、思っています。

 う〜ん、さすが飛ぶ鳥を落とす勢いの孫正義氏、従来の日本的なリーダーを批判しながら、自分なりのリーダーシップ論を述べています。
 小学校の学級担任にとってもこの三つは不可欠だなぁ・・・。そう思って読みました。
 そして後者。これも田原氏が長谷川氏を挑発しながら本音を引き出していて面白かったです。実は、この本のいちばん最後で孫正義氏について二人が語っているのですが、それがまた面白い。

田原 ヨーカ堂銀行ができ、ソニー銀行ができる。あるいは商社も金融会社をつくろうと考えている。そうしてニューカマーが現れることで金融も変わってくる。もう一つ、日本のこれからの目標の情報ですが、最後にお聞きしたい。いま、いろんなインターネットの会社、ソフトの会社が新しく出てきています。そのなかでいちばん注目されているのは、やはりソフトバンク、孫正義さんだと思うのですが、孫正義さんの将来はどうですか。
長谷川 期待できないでしょう。
田原 ダメですか。それはなぜ?
長谷川 二つあります。一つは自分のことしか考えていない。そうすると、信用がつかない。
(中略 渋谷)
田原 ちょっと長谷川さんは古いんじゃないかな(笑)。いつも長谷川さんはおっしゃることが新しいんだけど、これは長谷川さんの予想が当たるか、孫さんが成功するか。これから注目していきたいと思います。

『孫正義 大いに語る!!』を読んだ直後だったものですから、なおさらに興味深く読みました。