NO.8 [2000/2/21]

教育情報化推進指導者養成研修報告(その1)

 青森にいます。文部省主催の『教育情報化推進指導者養成研修』に参加するためです(無論、希望参加ではありません)。
 青森までは新潟から特急で6時間半弱。今日の受付が9:00ですから、当然のごとく、昨日新潟を発ちました。それが大変だったんだ。
 昨日、目覚めたら38℃の発熱。フラフラした足取りで列車に乗り込み、列車内ではずっと寝ていました。ホテルについても寝っぱなし。明日からの研修出られるのか?という感じだったのですが、今朝は平熱近くまで下がり、何とか初日の研修を終えました。
 それでは、研修内容のご報告です(すべてを文章化するのは無理ですので、その点はご容赦を)。

 まず、一コマ目は文部省初等中等教育局教科調査官、根本博氏の講義でした。
講義の内容自体にはそれほど新しさはなく、中教審答申、教課審答申、指導要領を読めば書いてある程度の内容です。
 私の頭に残っているのは
「情報教育の影の部分を配慮せよ」
という点です。
 最近「インターネットは空っぽの洞窟」「コンピュータが子どもの心を変える」というコンピュータ及びインターネットの暗の部分に焦点を当てた本を読んでいたせいかなおさらに印象的でした。
氏は、講義の最後をこう締めくくりました。

 これからの教育で大切にしたいことは次の4点です。
1 感動・疑問・推論の学習過程
2 「考える」ことと「理解」すること
3 人間らしく考え、判断できること
4 知的創造力

 コンピュータを使うことによって、上の四つをより効果的に具現せよということですね。

 2,3コマ目の講義と演習。
 この2コマで印象に残っている話は次の2点。
1 情報社会を理解する上で、『信号』『データ』『情報』の違いをしっかりと認識していなければならない
 この三つ、本当に区別して考えないと情報社会を理解できないのでしょうか。私としては『情報』『知識』『知恵』の区別を考えることの方がずっと大切に思えます(かつて朝日新聞『天声人語』で論じられていました)。
2 学校教育でインターネットを普及させるにはインフラの整備とそのための予算化が不可欠である
 インターネットという言葉がようやく登場した頃、同指導主事は
「これからはインターネット社会が来ます。かならずインターネットが普及します」
と行政に予算化を強く訴えたそうです。それに対する行政側の答え。
「ほう、あんた、未来のことがわかるの?神様だね」
 笑えない話です。

 最終コマの講義は「いかに校内の整備を整えるか」ということでした。最も大切なのは人的な整備、
・コンピュータしかできない若手教師
・コンピュータに見向きもしないベテラン教師
・なにもマネージメントしない管理職
 この三つをどうしていくかということだそうです。なるほど・・・。