NO.45 [2001/2/24]

学級通信(その2)

 学級通信の役割は、

学級(学校)での子供たちの姿を保護者に伝える

ことにある。当然だ。では、子供たちのどんな姿を伝えるべきなのか。
 第一に伝えなければならないのは次である。

授業での姿

 なぜか。子供たちが学校で過ごす時間の中で、圧倒的な割合を占めているのが授業だからである。子供たちは授業を受けるために学校に来ているのである。教師が説明責任を負うべき第一はこの点にこそある。
 学級通信に授業の事実を書く。これを続けると、実は教師が鍛えられる。

・保護者に公開できる程度の授業を具現することが求められるからである。
・授業の事実を学級通信に書くことは、自らの授業を客観的に分析することになるからである。

 つまり、学級通信を書くことによって、教材研究→授業→分析という一連の流れが習慣化されるのである。いいことずくめだ。
 しかし、授業の名人として有名な有田和正氏は、『教材開発』(1992年2月号)で、学級通信について次のような警鐘を鳴らした。

・学級通信は、誰のために出すのか。
・学級通信が「教師のPR紙」になっているのではないか。
・子供に自習させて毎日学級通信を書いている教師がいる。
・授業も、子どももめちゃくちゃなのに、学級通信だけは立派なことを書いている。
・子どものためになっていない通信が多い。

 有田氏の上の指摘に関する有田氏と庭野三省氏の論争(?)が有田氏の著書にまとめられている。
『教師はどこを見られているか』(有田和正著 明治図書)
 学級通信を書く教師は是非読んでおきたい一冊である。