NO.47 [2001/2/26]

学級通信(その4)

 私の学級通信作成時間は平均30分〜40分ほどである。それより早いときもあるし、遅いときもあるが、1時間を超えることはまずない。1時間以上かかるような仕事であったら、長続きしなかっただろう。
 作成過程はいくつかのステップに分けられるのだが、本号から何回かに分けて、その過程を紹介していこうと思う(誰も知りたくなんかないでしょうが・・・)。
 私の場合、およそ次のようなステップを踏む。

1 原稿を執筆する
2 必要に応じて、イラストや写真を準備する。
3 レイアウトソフトでレイアウトする
4 プリントアウトする
5 教頭に見てもらう
6 必要部数を印刷する

 以上が子供たちに配布するまでの過程である。サイトアップには、これにもう3ステップ加わることになる。

7 Web用に画像を加工する
8 GoLiveを使ってページを作成する
9 アップロードする

 本号ではステップ1について書いてみよう。

1 原稿を執筆する

 現在の私は、テキストエディターを使って原稿を執筆している。なぜ、ワープロソフトを使わないのか。次のような理由による。
 第一には、テキストエディターを使うと文章を書くことだけに集中できるからである。ストレスなくテキストを入力していくことができるのだ。ワープロソフトでは微妙なもたつき感があり、イライラする。この段階では、書体やレイアウトなど余計なことは考えない。ひたすらテキストを打ち込んでいくのである。
 第二には、文章がテキストファイルとして保存されるということである。
 プレーンなテキストファイルは使い回しがきく。論文の文章の中で使ったり、Webにアップしたりする場合でもテキストファイルであれば、自由自在である。面倒なことは何もない。どんなソフトウェアであっても、テキスト形式のファイルであれば読み込むことができるのである。MacであろうがWinであろうが大丈夫である(改行コードなどが若干違っていたりするが、ほとんど問題ない)。
 また、テキストファイルで保存しておくとデータが使えなくなる心配がない(これは最も重要なことだ)。特定のワープロソフトの形式で保存していた場合、そのソフトがなくなってしまったら終わりである。同じソフトであってもバージョンの違いによって読めなくなってしまうこともある(Wordや一太郎という有名ソフトであっても、なくなる可能性はゼロではない)。テキストファイルで保存しておけば、レイアウト情報などは失われるが、肝心の文章だけは確実に使えるデータとして残るのである。

 現在、主として使用しているのはJedit3というシェアウェアだ。(当然、正規登録済み)。
 このソフトで、いちばん気に入っている点は、マルチファイル検索ができるということである。
 「ああ、いつか家庭学習について書いたことがあるなぁ。でも、どこに書いたんだっけ?」
 このようなことは結構あるが、簡単である。『家庭学習』というキーワードを打ち込んで検索すればよいのだ。すると、かつて書いたおびただしい文書の中から、家庭学習について書いたものをたちどころにリストアップしてくれる。これは快適だ。
 更に、JeditはMacとWinの改行コードの違いを読み込む段階で自動的に変換してくれる。個人でMac、学校でWinという私のような環境では大変便利である。
 
 PDAのPalmで入力することもある。Palmは常にスーツの内ポケットに入っている。思い立ったときにいつでも入力可能である。しかし、いくら認識率が高いといっても、学級通信のようにある程度まとまった文章を書くときには、ペンでPalmに入力していたのではストレスがたまる。そこで、私はPalm PortableKeyboardも常に携帯している。このキーボード、三つ折りにすることができ、なんとポケットに入るのだ。三つ折りの状態を開くと、ノートパソコンのキーボードと変わらないフルピッチのキーボードになり、快適な入力ができる(このキーボード、子供たちの前で初めて使ったときにはどよめきが起こった)。
 
 どんな道具を使うにせよ、とにかく、テキストファイルで保存すること。私にとっては、これがいちばん重要なことだ。テキストファイルで保存されているからこそ、10年前の学級通信であっても簡単にWebにアップすることができるのだ。

原稿執筆中の画面ショット。左側がテキストエディターの画面である

 次回はステップ2,3について書く予定である。