NO.74 [2002/2/28]

小学校英語活動研修講座(その4)

四日目。この研修も残すところ後二日である。最後の二日間は、実際に授業案を作成し、グループ代表が模擬授業を行うこととなる。

【グループ別ワークショップ 授業実践への準備 9:30】
昨日までより30分早い開講である。私は第2班。講師となったのは千葉県成田市立成田小学校の佐藤広幸氏、そしてALTのRuka Laladidi氏である。
午前中は、佐藤氏が成田小学校の実践を紹介し、様々なアクティビティをRuka Laladidi氏と共に模擬授業的に行った。参加していて楽しくはあったが、それほど多くの知見を得ることはできなかった。このような模擬体験は既に何度も体験済みだからだ。ただ、新しいアクティビティをいくつか知ることができたのは収穫である。

午後。いよいよ第2班がさらに6グループに分かれ、授業実践の準備をすることとなった。低学年1グループ、中学年2グループ、高学年3グループの6グループである。私は高学年Bグループ。5名から成る。
私たちが授業するトピックは「道案内」。英語活動を行っている学校では必ずといっていいほど行われているトピックである。しかし、いざ、楽しく力のつく授業を組めと言われると、ことはそう容易ではない。模擬授業時間は20分。授業をどう組むか。
5名で授業を考えるというのもまた難しい。それぞれがそれぞれの考えをもっているからだ。それらを一つの授業案にまとめるのは困難を極める。授業の善し悪しは別にして、一人で考えたほうがよほど楽なのだ。

私は、
「みんなで考えましょう」
というスタンスの授業研究は好きではない。責任の所在が不明確になるからだ。授業者自身も納得できないまま授業に臨んでしまうことも少なくない。責任の所在が不明確であるから、授業後の協議会で批判がなされても、その批判が授業者の成長につながりにくい。自分で作った指導案を自分で授業したのであれば、責任はすべて自分にある。批判を正面から受けることができる。これは授業者として大いに成長できる。これは、「人の意見を聞かない」とか「協調性がない」などということとは違う。授業前に指導案を見てもらい、批判を受けることは大いにやるべきだ。ただ、その批判や代案を取り入れるかどうかは授業者が判断するべきことだと思うのである。授業者ではない第三者が「こうしましょう」ということではない。
などとクダクダ言っても仕方ない。とにかく、今回はグループで作るのである。時間終了間際になんとか「これで行こう」ということになった。慌てて作業を分担しながら教材を作成する。授業者は山口県のY先生。実力者である。明日の授業、乞うご期待。