NO.77 [2002/6/16]

教育工学特論レポート

※ このページの更新、なんと、3か月ぶりだ。ご容赦!

専修免許とやらを取得するため、土日を返上して大学に通い、講義を受けている。今日で四日間の講座「教育工学特論」が終了した。これで2単位である(まだもらえるかどうかは分からない)。
この講座、3本ほどのレポートが課せられた。そのうちの一つを恥を忍んで公開することにする。
課題は次の通り。与えられた紙幅はA4で1枚である。

教育情報として整備すべき内容と活用

1 第四の波へ
 デビット・C・モシェラによると、情報革命の推進過程は四つの波で説明できると言う(『覇者の未来』)。

第一の波「システム中心の時代」
第二の波「PC中心の時代」
第三の波「ネットワーク中心の時代」
第四の波「コンテンツ中心の時代」

 急速に進められている教育の情報化(バーチャル・エージェンシー)もほぼ上の流れに沿って進んでおり、現在、第四の波を迎えつつある。整備されたハードやネットワークインフラに何を載せるかという点が問われているのである。

2 教育情報の内容
 では、コンテンツとしての教育情報にはどのような内容が望まれるのか。
 例えば、次のようなコンテンツが考えられる。

(1) 授業活用コンテンツ
・ 学習指導案
・ 授業実践記録
・ 授業ビデオ
・ 教材
・ 指導計画
・ 評価カード
(2) 資料コンテンツ
・ 懇談会等で使える資料
・ 教育文献検索システム
・ 各種統計データ
(3) 交流コンテンツ
・ 電子会議室
・ メーリングリスト
(4) 子供向けコンテンツ
・ 習熟度に応じた自学サイト
・ 不登校児のための自学サイト
・ 調べ学習サイト
(5) 保護者向けコンテンツ
・ 家庭教育情報サイト

3 教育情報の活用
 教育財産をデジタル化し、インターネットというインフラに載せて共有するという思想は、便利だということ以上に、次の点で大きな意味をもつ。

・ 教育の質が高まり、子供がその恩恵を受けることができる。
・ 教師自身の力量が高まる

 2で述べたようなコンテンツが充実してくれば、学校教育に大きく寄与するに違いない。しかし、これらのコンテンツが十分に活用されるには、少なくとも、次のような条件が必要である。

・ 一定のフィルタを通った良質のコンテンツであること
・ 十分な情報量が確保されていること
・ 検索性が高く、欲しい情報を迅速に得られること
・ 低コストであること
・ 必要に応じて音声や動画等が使用されていること
・ インタラクティブであること

 上の条件を満たしていなければ、コンテンツとしての教育情報が十分に活用されることは難しい。
 教育情報の内容とその活用を考えるとき、もう一つ忘れてはいけない重要な視点がある。それは、情報を発信するということである。多くの教師が教室での事実を発信することによって、インタラクティブ性が確保され、コンテンツとしての質と量が保障されるからである。