NO.80 [2002/8/8]

Mac OS X

夏休みに入ってから、OS Xをメインに使っている。Macの最新OSだ。現在の最新バージョンは10.1.5で、今月末に10.2が発売予定である。私が使っているのは10.1.4だ。なぜ、最新バージョンを使わないのかと言えば、未だダイアルアップ接続の身ではダウンロードが大変という消極的な理由だ。
先月までは、OS9.2.2をメインに使っていた。仕事の立て込んだ時期に、新しいOSを使うのは大冒険だからだ。OS Xもインストールはしてあったものの、常用はしていなかった。夏休みに入ったということで、試用を始めたというわけだ。既に試用の域を超えて使用に入っている。快適なのだ。

■OS Xのここが○
第一に、外観が美しい。デスクトップ、ウインドウ、アイコン、どれをとっても、OS9とは比較にならない美しさだ。使っていて気分がいい。もともと、Windowsではなく、Macを選んだのもOSの美しさによるところが大きい。Windowsの醜悪な(失礼)デザインとは世界が違う。
第二に、落ちない。一つ一つのアプリケーションレベルではエラーが起きることもあるが、OS自体が落ちることがまずないのだ。これは大きなメリットである。一つのアプリケーションがフリーズして、再起動という場面がない。二つ以上のアプリケーションを同時に立ち上げて作業をしている場合、これまでは、一つのアプリケーションが落ちると、すべて共倒れということが多かった。それがないのだ。アプリケーションが落ちても、OSは何事もなかったかのように安定している。精神衛生上、大変よい。
第三に、OS X用の新しいアプリケーションが使える。これからのMacはOS Xを中心に進んでいくことは明らかである。既に主だったアプリケーションはOS Xへの対応をしているし、これから開発されるアプリケーションもOS9ではなくOS Xが対象になるだろう。
しかし、よいことばかりかというと現時点ではそういうわけにもいかない。

■OS Xのここが×
仕事上、いちばん困るのはプリントアウトの問題である。職場では、EPSONのレーザープリンターを無線LANを使って共有している。しかし、OS X用のプリンタドライバーがまだないのだ。これは、OS Xからはプリントアウトできないことを意味する。重大な問題である。
OS XにはOS9をシミュレートするClassic環境というものがある。ここからは何とかプリントアウトできる。ただし、Classic環境はAir Macをサポートしていないので、有線LANでプリンタをつなぐことになる。
それにしても、OS X用のExcelで作成した文書をプリントアウトするために、Classic環境を立ち上げ、OS9用のExcelで文書を開くなどという過程はばかげている。一刻も早くプリンタドライバーの対応を期待したい。
※ 自宅で使用している二世代ほど前のA3プリンタPM3000CにはOS X用のドライバが提供されているので、問題ない(ただし、OS9用ドライバの方が高機能)。
次に困るのは、常用しているアプリケーションがOS Xに対応していないということである。前述したとおり、Microsoft Officeをはじめ、既に主だったアプリケーションはOS Xに対応しているし、PhotoShop Elementsのように、OS X対応の新バージョンをアナウンスしているアプリもある。しかし、例えば私が常用しているAdobe PageMakerなどは最新バージョンの7.0でも対応していない。Classic環境で使うしかないのだ。
もちろん、これらはOS X自体の問題ではない。しかし、OS XをメインOSとして使っていくためには、是非とも解決してほしい問題である。特にAdobeが「PageMakerを切り捨てる」と言い出さないことを切に願う。DTPのプロではない私たちにInDesignのような高価かつ高機能なアプリは必要ない。必要なのはPageMakerのような使いやすさと必要十分な機能なのである。

先月、新しいデジカメを買った。発売後日が経ち、値段のこなれてきたCanon PowerShot S40である。明日から、一週間ほど旅行に出るので、そこで使用し、後日その使用感をレポートしたい。