NO.86 [2002/8/29]

Canon PowerShot S40

さて、3台目のデジカメCANON PowerShot S40のことである。結論から言うと、このデジカメに対する満足度はかなり高い。

デジカメ普及の先駆となった、初代CASIO QV10を1995年から3年使用。その後、オリンパスCAMEDIA C-900ZOOMを4年使った。
QV10は、存在そのものが画期的なものだった。画質は、今のおもちゃデジカメにも劣るし、コンピュータへの転送もシリアル経由で信じられないほどの時間がかかった。しかし、デジカメという言葉自体が存在しないに等しかったあの頃、学級通信にその日の写真を入れられることだけでも大きな存在価値があったのだ。
続いて買ったCAMEDIA C-900ZOOM。131万画素の当時としては高画質デジカメである。保存媒体はスマートメディア。カートリッジに差し込んで、PowerBookのPCカードスロットに挿入し、ドラッグアンドドロップ。QV10のシリアル接続とは隔世の感があった。学級通信に挿入する写真及びWeb用の写真撮影用としては必要十分な機能である。しかし、131万画素程度の画質では、銀塩コンパクトカメラの代わりにはならない。使えないことはないのだが、力不足は否めない。「そろそろ、買い換え時かな」と新デジカメを物色していた。
最初に考えたのは、大人気のコンパクトデジカメIXYである。デザイン、大きさともに気に入った。しかし、いかんせん200万画素クラス。大枚はたいて買い換えるだけの魅力はない。銀塩コンパクトカメラの代わりとなるには400万画素は必要である。
そこで、候補に挙がったのがPowerShot S40であった。IXYに比べると大きいし、重い。しかし、デザインは十分満足できるレベルであったし、何より高画質高性能である。撮影モードも充実しており、末永くつきあえそうなカメラだ。ただし、定価は10万円弱。とても手軽に変える金額ではない。地元の量販店に実売価格を確認しに出向くと、約7万円。まだ、手が出せない。もう少し落ちるまで待とう。
S40にひかれながらも、待つこと数ヶ月。イギリス旅行が目前に迫ってきた。せっかくの旅行である。是非ともS40を手に歩いてみたいものだ。ふと、量販店をのぞくと6万円弱まで落ちてきているではないか。これはチャンス。標準で付属するメディアは16MBのコンパクトフラッシュだが、価格表示の横に「今なら64MBコンパクトフラッシュをサービス!」と購買欲をそそるフレーズがある。今、買わなければいつ買う?速攻ゲットである。
しかし、よく考えたら、イギリス滞在は一週間。64MBで足りるはずがない。なにしろ、S40の最大サイズ、最高画質で撮影すると1枚あたり、約1.8MBになるのだ。サイズや画質を落として撮影すれば、大丈夫だろうが、それならわざわざ400万画素クラスのデジカメを買った意味がない。メディアを買い足さなければならない。S40はコンパクトフラッシュ型の小型ハードディスクIBMのMicroDriveを使うことができる。買うならこれしかない。何しろ容量1GBである。これならいくら撮っても大丈夫だろう。34,800円でゲット。結局、イギリスに滞在した1週間で300枚以上を撮影したが、MicroDriveの容量は半分以上残っていた。余裕の大容量である。
検討を重ねて購入したS40。冒頭で述べたようにほぼ満足なのだが、不満がないわけではない。一つはバッテリーのもちがあまりよくないことであり(予備をもう一つ購入した)、もう一つは暗い場面でのオートフォーカスが遅いことだ(調べてみたら、初期のモデルはもっとひどかったらしい)。
まぁ、しばらくはこれをメインで使っていくことになる。銀塩コンパクトカメラの代わりとしては十分な性能だ。