NO.87 [2002/12/31]

言い訳

いわゆるデジモノが結構好きである。コンピュータ、PDA、デジカメ等々・・・。無能な私の代わりに、知的生産活動を肩代わりしてくれるような幻想に陥ってしまうのだ。無論、そのようなことはない。

アップルを創業したスティーブ・ジョブズは、かつて「コンピュータは知的自転車だ」と言った。
人間は、他の動物に比べて著しく運動効率が悪い。しかし、自転車という道具を使うことにより、他の動物を圧して効率的に移動できる。コンピュータという道具を使うことにより、人はその知的生産効率を高めることができるというのがジョブズの言である。

言うまでもなく、デジモノは知的生産活動を肩代わりしてくれるものではない。あくまでも効率を高めるための道具である。

かつてはワープロ、今はコンピュータを使うことによって、私の書く文章量は飛躍的に増大した。私の場合、キーボードを使った方が手書きに比べてはるかに効率がよいからだ。
デジカメは学級通信の表現力を広げてくれた。一枚の写真は、一冊の本を超えるほどの表現力をもつことがある。言葉では伝えられないものを写真が伝えてくれる。また、授業の板書記録も気軽に残せるようになった。授業後に黒板に向けてシャッターを押せばおしまい。ゼロに近いコストである。
PDAのPalmを使うようになって、メモが散逸することがなくなった。整理の下手な私は、紙に取ったメモをすぐになくしてしまう。Palmの中にデジタルデータとして残しておけば、なくすることはない。必要なときに、検索をかければたちどころに必要なメモを目の前に提示してくれる。コンピュータと同期しておけば、ハードディスクの中にバックアップも作られる。

と、ここまでグダグダ書いたのは、今年もデジモノに散財してしまった自分へ言い訳をするためである。
ということで、今年買った主なデジモノ・・・。

■Canon PowerShot S40(3台目のデジカメ)
夏のイギリス旅行を前に購入。これまで使っていた100万画素程度のデジカメではせっかくの旅行の記録がきちんと残せないという理由で購入。59,800円也。

■PIXELA PIX-MPTV/U1(ビデオキャプチャーボックス)
8mmで撮ってあった授業ビデオをデジタル化してCDに焼いておこうというもっともらしい理由で購入。テレビアンテナをつなげば、ハードディスクにテレビの録画もできるのだが、書斎にテレビのアンテナ端子はないため、未体験。29.800円也。

■yano AH-120FE(120GBの外付けハードディスク)
仕事のほとんどをデジタルデータに頼っている今、もっとも怖いのはデータを失ってしまうこと。何はなくとも、バックアップ。また、高解像度のデジカメデータやデジタルビデオの動画データはあっという間にPowerBookのハードディスクを圧迫してしまう。データのバックアップと不要なデータの退避という理由で購入。49,800円也。

■iPod(携帯ミュージックプレイヤー)
これを買うまではRio500という携帯プレーヤーを使っていた。しかし、容量が少なく、聴きたい曲をいちいち入れ替えなければならない。iPodは10GB(5GB版,20GB版も選べる)のハードディスクを内蔵し、いちいち入れ替えをしなくとも、数百曲のデータを持ち歩くことができる。どこでも英語のリスニング学習ができるという理由で購入。実際は、音楽しか聴いていない・・・。約50,000円也。

■N504is(2台目のケータイ)
つい、先日機種変更したばかり。それまでは、N502iというモノクロ画面の骨董品?(デジモノは2,3年経てば骨董品)を使っていた。私の場合、ケータイで通話をすることは週に数回程度。ほとんどメール端末として使っている。だから、本当はモノクロの骨董品で十分だ。しかし、使い慣れたNシリーズにカメラがついたこと、そして鬱陶しかった文字入力がT9という入力モードで快適になるという理由で購入(本当の理由は、クラスの子供たちに「わぁ、古い!カラーじゃないの?」とバカにされてきたからだったりする)。約30,000円也。

そんなこんなで、今年も散財してしまいました。
私にとって、デジモノは知的三輪車。歩いた方が早いって。
さぁ、来年はいくら使ってしまうことやら。
みなさま、よいお年を!