五円玉

先週行った社会科の学習です。

上の写真を配り、尋ねます。

これは何でしょう。

多くの子供たちが「5円玉」という答えでしたが、中には「50円玉」と答える子も2名ほどいました。モノクロ写真でしたので、判断が難しかったのかもしれませんね。

この写真を見て気付いたこと、分かったこと、ほんのちょっとでも思ったことをノートに書いてごらんなさい。

社会科学習の大切な目標の一つは「見る目を育てる」ということです。一つの物を見て、たくさんのことが見えることが大切です。同じ物を見ても、「見る目」があるかないかによって、見え方は様々になります。
例えば、プロ野球の解説者は、一つのプレーを様々な角度から分析し、私たちに教えてくれます。それは解説者が素人とは違う「見る目」をもっているからです。
この時間は、5年生最初の社会科学習です。まずは、何でも言ってみることが大切です。
子供たちが発表してくれたのは次のような内容でした。

・ほしい!
・穴があいている
・穴も円だ
・平成四年と書いてある
・ぼくたちが生まれた年にできたお金だ
・日本国と書いてあるから日本のお金だ
・外国では使えない
・植物の双葉がかいてある
・円が二重に縁取りされている

たくさんのことが発表できました。一人では気付かないことも、友達の発表を聞くと「なるほど」と思うことがありますね。
では、5円玉の反対側の面はどうなっているのですか。絵をノートにかいてごらんなさい。

5円玉を見たことがない子はいません。しかし、いざ「かいてみよ」と言われると、はたと困ってしまいます(大人でもそうですよね)。子供たちは「わかんないよー」と言いながらもかき始めました。
ノートを見て回り、3名を指名して黒板にかいてもらいました。それぞれ違うデザインではありますが、なかなかいい線行っています。
ここで、実際のデザインが印刷されたプリントを配りました。

「そうか、そうだった!」
という子供たちの声が聞こえます。

植物がありますね。これは何ですか。そう「稲」です。
穴の周りにギザギザが描かれていますね。これは何だと思いますか。ちょっと難しいかな。「歯車」です。
では、「五円」と書かれた周りの線は何でしょう。これは「海」です。

5円玉には、5年生の社会科学習の内容が凝縮されています。「稲」は農業、「歯車」は工業、「海」は漁業(水産業)、そして、実際に5円玉が使われるのは「商業」です。
5年生の社会科では、日本の様々な「産業」について学習することを話し、この時間の学習を終えました。5年生社会科学習のオリエンテーションでした。