国語辞典

金曜日、図書室で本の分類について学習をしました。本の背表紙にある分類番号の意味を教え、図書館内の図書の並び方について学んだのです。
子供たちにとって、図書館は粗く言って二つの役割をもっています。一つは「読書のための空間」であり、もう一つは「情報検索のための空間」です。これまでの子供たちはどちらかというと前者として利用することが圧倒的に多かったことでしょう。しかし、高学年となった今年は、様々な学習の中で情報検索のために図書館を利用することになるはずです。
自分が調べたいことが、図書館のどの棚に行けば調べられそうなのかがわかるということは重要です。存分に、図書館を利用してほしいと願っています。もちろん、読書のためにも。

さて、子供たちが情報検索をするときに、もっとも活用してほしい道具は何でしょうか。図書館?それともインターネット?いいえ、違います。それは、国語辞典です。小学生のうちに、国語辞典を使いこなす力を是非とも身に付けてほしいと思っています。
私たち日本人は、当然のことながら日本語で考えます。しかし、頭の中に蓄積された語彙が貧弱であっては、考える力もまた貧弱にならざるを得ません。言葉を知らないでいては、考えようにも考えられないからです。

辞書を利用して調べる方法を理解すること

これは、学習指導要領に書かれた中学年の学習内容です。一昨年度まで、辞書の使い方を学ぶ学習は4年生で行っていました。しかし、昨年度からは3年生で学ぶことになりました。それだけ、言葉を調べたり、情報を活用したりする力が重視されてきたからです。
中学年で辞書の使い方を学ぶ際に、辞書を購入する学校も多いのですが、5年生の子供たちは、学校に常備してあるものを使っていました。是非、個人の辞書を準備してほしいと思っています。なぜなら、辞書利用に関する学習内容が次のようにレベルアップするからです。

辞書を利用して調べる習慣を付けること

「習慣」です。時々、気がついたように使うような使い方では、習慣は身に付きません。常に手元に置いておき、調べたいことが出てきたらすぐに辞書を引く。この繰り返しによって習慣は身に付きます。ですから、国語だけでなく、あらゆる学習で辞書を使わせていきたいと考えています。そのためにMy辞書を持たせたいのです(かつて担任した子供の中に、音楽や体育の時にまで、小脇に辞書を抱えている子供がいました)。

では、どのような辞書を準備すればよいのか。私の方で指定することはいたしません。子供たちが持つ辞書は多様であった方がいいと考えているからです。ある辞書には載っているけれど、別な辞書には載っていないという言葉も出てくるでしょう。また、辞書によって、言葉の説明も少しずつ違います。そのような違いを学ぶこともまた子供たちにとっては大切な学習だと考えています。友達の持っている様々な辞書に触れることができるからです。
子供たちが使いこなせれば、大人用の辞書でもいいのですが、おそらく難しいと思います。「調べたけれども、説明にある言葉がわからない」「説明にある漢字が読めない」という事態が発生するからです。小学生用のものをお勧めします。
旺文社、三省堂、学研、ベネッセコーポレーション、小学館等、いくつもの会社から、小学生用の国語辞典が出されています。収録語数が多いもの、すべての文字にふりがながついているもの、見やすいように文字が大きくなっているもの。会社によって、その特徴はいろいろです。可能であれば、お子さんと一緒に辞書選びをしてみてください。お忙しいでしょうから、すぐにとは申しません。来月中くらいまでにお願いできますでしょうか。それまでは、学校常備の辞書を使って学習します。お金のかかることで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。